ギター初心者のための音楽用語事典【サ行】

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ギター初心者の皆さん、こんなことで悩んでいませんか?

・楽譜が読めなくて、曲を弾けない…
・演奏がワンパターンで、つまらない…
・自分の表現したい音がうまく出せない…

 これらの悩みを抱えているなら、この音楽用語事典が必ず役に立ちます。



 ギター歴50年の私は、現在、街のギター教室とオンラインのギター教室で講師をしています。

 そんな私が、常々、生徒さんにやっている指導があります。

 それは、ギター用語とギターのテクニックをつなげることです。



 たとえば、指導の際に、次のようなことを言います。

・ここはカッティングとブラッシングで弾こう。
・ブリッジミュートをすると重厚感が増すよ。
・調号のシャープが2個だからキーはDだね。

 ここで使った音楽用語がわからない生徒さんは、何を言われているのか理解できないので、首をかしげてしまいます。

 そのようなときは、その場で、ゆっくりていねいにわかるまで解説します。

 ここで生徒さんが理解できれば、次の指導がスムーズに進むので、上達が早まるからです。
 
 
 この経験から私は、「ギターを弾くために必要な音楽用語集があれば、ギター初心者でも効率よく学習や練習ができる」ということに気づきました。

 そこで、これだけは必要だといえる約280の音楽用語を解説した音楽用語事典を作成しました。

 説明に要した文字数は、実に16万5000文字以上の大ボリュームです。
 
 
 音楽用語事典を使うことで、次のようなメリットが得られます。

・楽譜がスラスラ読めるようになる。
・ギター演奏の表現力がアップする。
・自分の表現したい音が出せるようになる。

 さあ、ギター上達への第一歩を踏み出しましょう!

サウンドチェック

 サウンドチェックとは、ライブやレコーディング前に行う音響設定の確認作業のことを指します。

 具体的には、各楽器の音が適切にアンプやPAシステムを通じて出力されるかをチェックし、最適な音質を得るための調整を行います。

 サウンドチェックでは以下のようなことを行います。

●音量のバランス調整:ギターの音量が他の楽器やボーカルとバランス良く聞こえるように調整します。

●トーンの調整:ギターのトーンノブやアンプのイコライザーを使って、高音や低音のバランスを整えます。

●エフェクトの設定:リバーブやディレイなどのエフェクトの量や質を調整します。

●フィードバックの防止:不要なフィードバック(ハウリング)が起きないように、音量やマイクの位置を調整します。

 サウンドチェックは、演奏者自身が自分の音を聞きながら調整することもありますし、音響技術者が行うこともあります。

 特にライブでは、会場の大きさや形状、観客の数などによって音響が変わるため、その場での調整が重要になります。

 サウンドチェックは、演奏の質を左右する重要なプロセスですので、時間をかけて丁寧に行うようにしましょう。

サウンドホール

 ギターにおけるサウンドホールとは、アコースティックギターのボディトップにある丸い穴のことを指します。

 この穴は、ギターの弦が振動するときに生じる音を増幅し、外に放出する役割を持っています。

 サウンドホールの大きさや形状は、ギターの音量や音質に影響を与えます。

 具体的には、サウンドホールが大きいと音量が増し、小さいと音量が少なくなります。

 また、小さいサウンドホールは音をまろやかにする効果があるとされています。

 サウンドホールは主に真ん中に位置しますが、形状には様々なバリエーションがあり、f型や点々としているもの、デザインが施されているものなどが存在します。

 これらは音の広がりを良くする目的や装飾目的でつけられており、中にはサウンドホールがないギターもあります。

 サウンドホールは、ギターの音色を形作る重要な要素のひとつであり、ギター選びの際にも注目したいポイントです。

 初心者の方には、サウンドホールの大きさや形状が異なるギターを試奏して、自分の好みの音を見つけることをお勧めします。

 音の違いを感じ取ることで、よりギター演奏を楽しむことができるでしょう。

サスティーン

 ギターにおけるサスティーンとは、弦を弾いた後に音がどれだけ長く持続するか、つまり音の「持続性」を指す用語です。

 サスティーンが長いと、音がより長く響き、豊かな表現が可能になります。

 逆にサスティーンが短いと、音がすぐに消えてしまい、演奏に深みや繊細さが欠けることがあります。

 サスティーンは、ギター本体の構造や材質、弦の種類、ピックアップの設定など、様々な要因によって影響を受けます。

 例えば、重い素材でできたギターのパーツは、弦の振動を長く保つのに役立ち、サスティーンを伸ばすことができます。

 また、新しい弦やピックアップの位置を調整することでも、サスティーンを改善することが可能です。

 サスティーンを伸ばす方法としては、以下のようなものがあります。

●弦を新しくする:古い弦はサビや歪みが生じており、サスティーンが減少する原因になります。

●ピックアップを下げる:ピックアップが高いと、磁力の影響でサスティーンが弱くなります。

●マシンヘッド(ペグ)を重いものに交換する:重いマシンヘッドは弦の振動を長く保つのに役立ちます。

●ナットやサドルを重い素材のものに交換する:これらのパーツは弦の支点となるため、サスティーンに大きな影響を与えます。

 サスティーンはギター演奏において非常に重要な要素であり、特にソロ演奏やメロディックなフレーズを弾く際には、長いサスティーンが求められることが多いです。

 初心者の方は、自分のギターのサスティーンを意識してみると、より演奏を楽しむことができるでしょう。

 また、サスティーンを伸ばすための工夫を試してみるのも良い経験になります。

 音の持続性を感じながら、自分に合ったサウンドを追求してみてください。

サスペンデッドコード

 サスペンデッドコードとは、メジャーコードやセブンスコードの長3度の音を変更したコードのことを指します。

 具体的には、長3度の音を長2度まで下げた場合は「sus2」コード、長3度を完全4度まで上げた場合は「sus4」コードと呼ばれます。

 たとえば、Cメジャーコード(C, E, G)の場合、E(長3度の音)をD(長2度の音)に下げるとCsus2コード(C, D, G)になり、EをF(完全4度の音)に上げるとCsus4コード(C, F, G)になります。

 このように、サスペンデッドコードはメジャーやマイナーコードの明るさや暗さを持たず、独特の浮遊感や解決感を持たないサウンドを生み出します。

 サスペンデッドコードは、曲の中で一時的な緊張感を作り出したり、メロディに変化を加えたりするのに使われます。

 また、コード進行の中でメジャーコードやセブンスコードと置き換えて使用することで、曲に新しい響きをもたらすことができます。

 初心者の方は、まずは基本的なメジャーコードを覚えた後、サスペンデッドコードを学ぶと良いでしょう。

 そして、実際にコードを弾いてみて、そのサウンドの違いを耳で感じ取ることが大切です。

 サスペンデッドコードを使った曲を聴いたり、実際に演奏してみることで、ギターの表現力を広げることができます。

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サドル

 ギターにおけるサドルとは、ブリッジ上にある小さな部品で、弦と直接触れるパーツのことを指します。

 サドルは、弦の振動をギターのボディに伝える役割を持っています。

 サドルの高さは弦高に影響を与え、弦高を調整することで演奏の快適さや音の響きが変わります。

 アコースティックギターの場合、サドルは通常、象牙や牛骨、樹脂などの素材でできており、弦全体や各弦ごとの弦高を調整するには、サドル自体を切削加工する必要があります。

 エレクトリックアコースティックギターでは、サドルとブリッジの間にピエゾピックアップが仕込まれたものも多く、これによってアコースティックギターの音を電気信号に変換し、アンプを通して大きな音で出力することができます。

 サドルはギターの音色に大きく影響を与える重要なパーツであり、特にアコースティックギターでは、サドルの素材や形状が音の響きに大きな違いをもたらします。

 初心者の方は、サドルの役割や重要性を理解し、自分のギターのサドルを確認してみると良いでしょう。

 また、サドルの調整や交換は専門的な知識が必要な場合があるため、詳しい人に相談するか、専門店でのサービスを利用することをお勧めします。

 ギターのメンテナンスを通じて、より良い音を追求してみてください。

サブドミナント

 音楽理論におけるサブドミナントは、音階の第4音を指し、コード進行において重要な役割を果たします。

 ギター初心者の方にもわかりやすく説明するために、以下のポイントに分けて説明します。

<サブドミナントとは>

 サブドミナントは、音楽のスケール(音階)の中で第4音を指します。

 これは、トニック(主音)から数えて4番目の音で、曲のハーモニーにおいて安定感と新鮮さを提供します。

<コード進行での使用>

 サブドミナントは、トニック(第1音)とドミナント(第5音)とともに、曲の基本的なコード進行を形成します。

 これらのコードは、曲の感情的な流れを作り出すのに役立ちます。

<ギターでの演奏>

 Cメジャースケールを例にとると、サブドミナントはFの音になります。

 したがって、CメジャースケールでのサブドミナントコードはFメジャーコードです。

<実際のコード進行例>

 一般的なコード進行では、サブドミナントは次のように使用されます。

 C(トニック)→ F(サブドミナント)
 → G(ドミナント)→ C(トニック)

 この進行は、曲に安定感と動きを与え、聴き手に心地よい経験を提供します。

 サブドミナントを理解し、ギターで演奏することは、曲の構造を深く理解し、より豊かな演奏をするために非常に重要です。

 コード進行を学び、実際にギターで試してみることで、サブドミナントの役割を体感できるでしょう。

サンプリング

 音楽におけるサンプリングとは、既存の音源や楽器の音を録音し、その断片(サンプル)を使って新しい音楽を作る技術のことを指します。

 ギターに関して言えば、ギターの音をサンプリングして、それを使って新しい曲を作ったり、他の楽器で演奏したりすることができます。

 例えば、あるギターの特定の音色が気に入った場合、その音色をサンプリングして保存し、別のギターや音楽制作ソフトウェアで再現することが可能です。

 これにより、スタジオでのレコーディングやライブパフォーマンスで、複数のギターサウンドを1本のギターで出すことができるようになります。

 サンプリングは、音楽制作において非常に便利なツールであり、様々な音色や音楽的要素を組み合わせることで、独自のサウンドを作り出すことができます。

 初心者の方でも、サンプリングを活用することで、自分だけのオリジナルな音楽を作る楽しさを体験することができるでしょう。

シーケンス

 音楽におけるシーケンスとは、連続性のあるフレーズのことを指します。

 英語で「sequence」という言葉には「連続した」という意味があります。

 例えば、フィギュアスケートでのステップシーケンスは、ステップの連続性が評価される技ですね。

 ギターでのシーケンスフレーズは、特定のパターンを繰り返しながら演奏するフレーズです。

 これは速弾きやスケール練習に非常に有効で、指のトレーニングにもなります。

 例えば、3ノートパーストリングシーケンスは、1つの弦に対して3つの音を選んで演奏するフレーズです。

 ノートパーストリングとは、音(ノート)を弦(ストリング)ごとに選ぶという意味です。

 同様に、4ノートパーストリングシーケンスは、1つの弦に対して4つの音を選んで演奏するフレーズです。

 これらのシーケンスフレーズは、Cメジャースケールなどの特定のスケールに基づいて構成され、パターン化された手順に従って各弦の音を演奏します。

 これにより、スケールを覚えながらもメロディックなフレーズを作り出すことができます。

 シーケンスの応用としては、Cメジャー以外のスケールにも適用することができ、さまざまなフレージングを試しながらスケール練習を行うことが可能です。

 これはアドリブを弾く際や速弾きを弾く方にとって非常に役立つ考え方です。

 初心者の方には、まずは簡単なシーケンスフレーズから始めて、徐々にテンポを上げていくことをお勧めします。

 これにより、耳や指が速いフレーズに慣れていくことができます。

 指のトレーニングにもなりますし、速弾きの技術向上にもつながります。

シールド

 ギター用語でシールドとは、ギターケーブルのことを指します。

 このケーブルは、エレキギターやエレキベースなどの楽器とアンプを繋ぐために使用されます。

 シールドケーブルは、信号を通す「芯線(内部導体)」を「絶縁体」と「シールド(外部導体)」で包み込んだ構造をしており、エレキギターから流れる微弱な信号を外部からのノイズから守る役割を果たしています。

 つまり、シールドケーブルは、楽器からの信号をクリアにアンプに伝えるために非常に重要なアイテムなのです。

 シールドケーブルにはいくつかの種類があります。

●ストレートプラグとL型プラグ:これらはプラグの形状の違いで、ギターのジャックの位置やアンプの配置に応じて選びます。

●長さ:1.5m、3m、5m、7m、10mなど、使用する環境に合わせて長さを選びます。

 自宅での練習では3m程度がおすすめですが、ライブなどではもっと長いケーブルが必要になることがあります。

 初心者の方には、耐久性と信頼性に優れたシールドケーブルを選ぶことをお勧めします。

 また、ケーブルによる音質の違いもあるため、自分のスタイルに合ったケーブルを模索する価値があります。

 ギターを演奏する際には、シールドケーブルを正しく扱い、長持ちさせるためにも、収納の際は「八の字巻き」などの適切な方法で巻くことが大切です。

 これにより、ケーブルの寿命を延ばすことができます。

指板図

 指板図は、ギター専用の図で、左手で弦を押さえる指板(フィンガーボード)が図で表されています。

 具体的には、一番上が1弦、一番下が6弦になっています。

 指板図では、音の長さと弾く順番はわかりませんが、左指で押さえる指板上の位置がはっきりわかるので便利です。

 例えば、「ドレミファソラシド」を弾く場合、指板図を見ながら弾くことができます。

 また、指板図を見ると、スケールの型が見えるため、スケールを覚える際にも役立ちます。

 例えば、メジャースケールやマイナースケールなどのスケールを覚える際に、指板図を参考にすることで、どのフレットのどの弦を押さえるべきかが一目でわかります。

 これらのポイントを意識しながら、楽しみながら練習してみてください。

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シェイプ

 ギター用語でシェイプとは、ギターネックの後背部の断面の形状を指す言葉です。

 これは「ネック・プロファイル」や「バックシェイプ」とも呼ばれ、プレイヤーの手にどのようにフィットするか、どのような感触で弾けるかを決定する重要な要素です。

 ギターネックにはいくつかの一般的なシェイプがあります。

●Cシェイプ:これは最も一般的なネック形状で、楕円形をしており、あらゆるプレイスタイルに適しています。特に現代のフェンダーギターに多く見られる形状です。

●Vシェイプ:この形状には「ソフトV」と「ハードV」の2種類があり、より角度のある「ハードV」は指板のエッジに親指をかけて弾くスタイルのプレーヤーに好まれます。

●Uシェイプ:この形状は背の部分が盛り上がっており、手が大きいプレーヤーや親指をネックの後ろまたは横に添えて弾くスタイルのプレーヤーに適しています。通称「ベースボール・バット」ネックとも呼ばれます。

 ネックシェイプはプレイヤーの個人的な好みによって選ばれ、ギターのサウンドには直接的な影響を与えませんが、プレイスタイルや弾き心地に大きな影響を与えます。

 初心者の方は、さまざまなネックシェイプを試してみて、自分にとって最も快適なものを見つけることが大切です。

 ギター選びの際には、ネックの形状もぜひチェックしてみてください。

シャープ

 音楽用語でシャープとは、ある音を半音高くすることを意味します。

 これは、ギターのフレットボード上で、弾いているフレットから1つ上のフレットに指を移動させることによって達成されます。

 たとえば、Eの音をEシャープにするには、Eの音が出るフレットの1つ上のフレットを弾きます。

 シャープは記号「#」で表され、例えば「F#」は「Fの半音上」、つまりFより半音高い音を意味します。

 同じく、「C#」は「Cの半音上」、つまりCより半音高い音です。

 シャープの概念を理解することは、ギター演奏において非常に重要です。

 これにより、さまざまなキーでの演奏や、より複雑な音楽理論を学ぶ基礎となります。

 練習を通じて、これらの知識をしっかりと身につけましょう。

シャッフル

 音楽におけるシャッフルとは、特にブルースやジャズでよく使われるリズムパターンのことを指します。

 このリズムは、八分音符二つが四分音符と八分音符の三連符の組み合わせになっており、通常のストレートなリズムとは異なる「ハネる」感じが特徴です。

 具体的には、シャッフルリズムでは、通常の八分音符2つ分の1拍を、三連符で演奏するように変えます。

 これは、三連符の最初と最後の音を弾き、真ん中の音を弾かないことで、独特のリズム感が生まれます。

 日本のお囃子などにも似たリズムが見られ、シャッフルは音楽のルーツとしても重要な位置を占めています。

 ギターでシャッフルリズムを演奏する際は、以下の点を意識すると良いでしょう。

●八分音符2つ分の間に「タタタ」という3連符のリズムを取り入れる。

●3連符の中で、最初と最後の音を弾き、真ん中の音を省略する。

 シャッフルリズムは、前の2つの音をタイでつないで。1の長さで進んでいくリズムです。

 シャッフルリズムを練習する際は、まずは普通の8分音符としてリズムを取り、次にそれをハネるようにしてシャッフルリズムに変えていくことがポイントです。

 ダウンストロークを大きめにし、アップストロークを小さくすることで、シャッフル特有のリズム感を出すことができます。

 このリズムをマスターすると、演奏の幅が広がり、よりこなれた演奏ができるようになります。

 ぜひ練習してみてください。

循環コード

 循環コードとは、特定のパターンを繰り返し使うことで成立するコード進行のことを指します。

 これは、コードの展開が成立していれば、同じパターンを何度も循環させることができ、そのパターンだけでひとつの楽曲を作ることが可能です。

 循環コードは、通常3~5個のコードで構成されており、安定感のあるトニックコード(T)、不安定感のあるドミナントコード(D)、そして一時的に不安定感があるサブドミナントコード(SD)の組み合わせによって作られます。

 これらのコードは、安定→不安定→安定という流れに則っている必要があります。

 例えば、キーがCの場合の循環コードのひとつに「T→D」のパターンがあります。

 これはトニックコードのCからドミナントコードのGへと進むシンプルなコード進行で、以下のように表現されます。

T(安定)→D(不安定)→T(安定)

 具体的なコードでは、次のようになります。

C(安定)→G(不安定)→C(安定)

 このパターンを繰り返すことで、安定から不安定へ、そして再び安定へと戻る流れを作り出し、音楽にリズムと動きを与えます。

 ギタリストとしては、これらのコードを指板上で見つけ、演奏することができるようになることが重要です。

 循環コードを理解し、実際にギターで演奏することで、曲の構造を把握し、より表現豊かな演奏が可能になります。

 初心者の方は、まずは簡単な循環コードのパターンから始めて、徐々に複雑なパターンに挑戦してみると良いでしょう。

シングルコイル

 ギターにおけるシングルコイルとは、エレクトリックギターに使用されるピックアップの一種で、磁石の周りに巻きつけられた単一のコイルから成っているタイプのことを指します。

 ピックアップとは、弦の振動を電気信号に変換する部品で、その信号をアンプに送って音を出す役割を果たしています。

 シングルコイルピックアップは、明るく透明感のあるサウンドが特徴で、特に高音域の繊細なニュアンスを表現するのに優れています。

 しかし、ハムバッカーと比べるとノイズを拾いやすいという特性があります。

 これは、シングルコイルが持つ構造上の特徴によるものです。

 フェンダー社のストラトキャスターやテレキャスターなどのエレキギターには、伝統的にシングルコイルピックアップが搭載されており、これらのギターはシングルコイルのサウンドを代表するものとされています。

 シングルコイルピックアップは、ジミ・ヘンドリックスをはじめとする多くのギタリストによって、その特徴を活かした素晴らしい演奏に利用されてきました。

 例えば、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」やレッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」のソロ部分で聴くことができるサウンドは、シングルコイルピックアップの特徴をよく表しています。

 初心者の方がギターを選ぶ際には、このようなサウンドの特徴を理解し、自分の好みや演奏スタイルに合ったピックアップを選ぶことが大切です。

 シングルコイルピックアップを搭載したギターは、クリアで明るいサウンドを求める方に特におすすめです。

シンコペーション

 シンコペーションとは、音楽においてリズムの強拍と弱拍のパターンを変化させることで、同じフレーズでも異なる印象を与える演奏テクニックです。

 具体的には、弱拍の音符を次小節の強拍とタイで結びつけたり、弱拍の部分にアクセントを置いたりすることでリズムに変化を持たせます。

 ギターでシンコペーションを演奏する際は、以下の点を意識してみてください。

●強拍と弱拍の位置を意識する。

 通常のリズムパターンを変えて、弱拍にアクセントを置いたり、強拍を弱拍に変える。

●リズムの「くう(くい)」部分を作ることで、曲にノリとグルーブを生み出す。

 例えば、4分の4拍子で考えると、通常は1拍目が強拍で、2拍目と4拍目が弱拍です。

 この強拍と弱拍の位置を変えて、4拍目の弱拍を強調することでリズムに変化をつけることができます。

 ギターのストロークでは、通常ダウンストロークが強拍、アップストロークが弱拍になりますが、シンコペーションではアップストロークで強調することが多いです。

 これにより、リズムにアクセントをつけ、曲に動きを与えることができます。

 シンコペーションは、リズム感を養うためにも非常に重要なテクニックです。

 練習を重ねて、自然にリズムを感じられるようになると、演奏がより表現豊かになります。

 ぜひチャレンジしてみてください。

シンセサイザー

 ギターシンセサイザーは、ギターでシンセサイザーのような音色を出すための装置や楽器です。

 広義では、ギターの音を様々な音色に変えるための信号処理技術を使った装置を指し、狭義では、シンセサイザーを駆動するコントローラーデバイスとしてのギターを指します。

 具体的には、ギターシンセサイザーはギターの弦の振動をピックアップが拾い、その音程情報と音量情報に変換してシンセサイザーへ送ります。

 シンセサイザーはそのデータに様々なフィルターをかけて音色を変更し、最終的にスピーカーから出力します。

 例えば、ローランドのGR-55は、ギターシンセサイザーの中でも特に高性能で、速弾きにも対応し、ピアノや管楽器、民族楽器など多彩な音色を出すことができます。

 また、フレーズのループ機能を搭載しているため、一本のギターでオーケストラ演奏も可能になります。

 ただし、ギターシンセサイザーにはトラッキングと呼ばれるラグ(遅延)が発生することがあり、ライブや速弾きには向かない場合もありますが、最新の機種ではこの問題が大幅に改善されています。

 初心者の方には、まずは基本的なギターの演奏に慣れた後、ギターシンセサイザーを使って様々な音色を試してみるのがおすすめです。

 音色の変更や演奏の幅が広がり、ギターの楽しみ方が無限に広がりますよ。

スウィープ奏法

 スウィープ奏法は、エコノミーピッキングを使ったギターの演奏テクニックです。

 エコノミーピッキングは、ダウンピッキングとアップピッキングを交互に行うオルタネイトピッキングとは異なり、同じ方向のピッキングを連続して行う方法を指します。

 ピックの動きがホウキで掃くように見えるため、「スウィープ」(掃く、掃除する)と呼ばれるようになりました。

 例えば、5〜1弦をダウンピッキングではじき、その後すぐに1〜5弦をアップピッキングではじきます。

 ピックの動きは、クラシックギターの演奏テクニックであるアポヤンドに似ています。

 アポヤンドとは、弦をはじいた後、次の弦に指を当てて止める弾き方です。

 エコノミーピッキングのメリットとしては、複数の弦にまたがった超高速の速弾きができることが挙げられます。

 デメリットとしては、リズムが狂いやすいことがあります。

 これは、右手と左手のタイミングを合わせるのが非常に難しいからです。

 スウィープ奏法は、高度なテクニックを要する難易度の高い演奏法ですが、習得すればこれまで不可能だと思っていた「超速弾き」ができるようになります。

 ぜひ挑戦してみてください。

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スケール

 スケールとは、音階のことで、特定の順番で並べられた一連の音のことを指します。

 スケールは、曲のメロディやソロを作る際の基本となる音のパターンです。

 スケールには様々な種類があり、それぞれ異なる音の組み合わせで、特有の雰囲気や感情を表現します。

 例えば、明るくて陽気な感じのメジャースケールや、少し悲しげで内省的なマイナースケールなどがあります。

 メジャースケールは、ギター初心者にとって最も基本的なスケールで、「ドレミファソラシド」という音の並びで構成されています。

 このスケールを学ぶことで、ギターのフレットボード上での音の位置や、音楽理論の基礎を理解することができます。

 また、ペンタトニックスケールは、5つの音だけで構成されており、初心者にも覚えやすく、多くのロックやブルースのソロに使われています。

 特に、マイナーペンタトニックスケールは、初心者にとって覚えやすく、ギターソロに欠かせないスケールです。

 スケールを学ぶ際には、まずはそのスケールの構成音を覚え、それからフレットボード上でのポジションを練習します。

 そして、スケールの音を使ってメロディを作ったり、即興でソロを弾いたりすることで、スケールの感覚を身につけることができます。

 スケールの練習は、ギター演奏の技術向上だけでなく、音楽的な耳を鍛えるのにも役立ちます。

 基本的なスケールから始めて、徐々に様々なスケールに挑戦してみると良いでしょう。

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スタジオ

 スタジオとは、音楽の練習や録音を行うための専用の部屋や施設のことを指します。

 ギター初心者がバンド活動を始めたり、より本格的な練習を目指す際に利用することが多いです。

 スタジオには通常、防音設備が整っており、ドラムセットやアンプ、ミキサー、マイクなどの機材が設置されています。

 これにより、自宅では出せない大きな音量での練習や、他の楽器とのセッションが可能になります。

 スタジオを利用する際は、事前に予約を行い、指定された時間に入室します。

 スタジオによっては、個人練習用の料金設定がある場合もあります。

 初めてスタジオを利用する場合は、スタッフに使い方を教えてもらったり、練習の進め方についてアドバイスを受けたりすることができます。

 スタジオでは、ギターアンプの使い方や、ミキサーを使った音量調整、マイクのセッティングなど、ライブ演奏に必要な技術を学ぶこともできます。

 また、スタジオでの練習は、バンドメンバーとのコミュニケーションや、曲のアレンジを試す良い機会にもなります。

 スタジオでの注意点としては、機材を丁寧に扱い、予約時間内に練習を終えて片付けを行うことが大切です。

 次に練習する人のためにも、時間を守り、スタジオを綺麗に使うことが求められます。

 ギター初心者の方は、スタジオでの練習を通じて、演奏技術だけでなく、音楽制作の現場を体験することができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

 スタジオでの経験は、音楽活動の幅を広げる貴重なものとなるでしょう。

スタッカート

 スタッカートは、音楽のアーティキュレーションに関する音楽記号のひとつで、音を短く切って演奏することを指示する記号ですギター演奏においてもよく使われる奏法のひとつです。

 スタッカートを演奏する場合、音符の上または下に点 (・) を付けて表現されますスタッカートの対語はレガートで、レガートは音を滑らかにつなげる奏法です。

 スタッカートは、音を短く切る演奏で終わりにするのではなく、スタッカートの付いている音をより聴かせようと意識して演奏することが大切です。

 楽曲ごとに、どのように弾くとベストなのか考えてみてください。

スタンダードチューニング

 スタンダードチューニングとは、ギターの6本の弦を一般的に認められた基準周波数に合わせるチューニング方法です。

 これは、ギターの標準的なチューニングであり、多くの曲で使用されています。

 具体的には、スタンダードチューニングでは、6本の弦それぞれを以下の音に合わせます。

●第6弦(一番太い弦):E(ミ)
●第5弦:A(ラ)
●第4弦:D(レ)
●第3弦:G(ソ)
●第2弦:B(シ)
●第1弦(一番細い弦):E(ミ)

 このチューニングにより、ギターの弦はE-A-D-G-B-Eという音になります。

 ギター初心者にとって、このチューニングは最も基本的であり、多くの教則本や楽譜がこのチューニングを前提にしています。

 チューニングを行う際には、チューナーという道具を使うと便利です。

 チューナーは、各弦の音程を正確に合わせるための補助ツールで、クリップ型やペダル型、カード型など様々な種類があります。

 チューナーを使うことで、初心者でも簡単かつ正確にチューニングを行うことができます。

 スタンダードチューニングは、ギター演奏の基礎を学ぶ上で非常に重要です。

 このチューニングをマスターすることで、ギターの基本的なコードやスケールを学び、さまざまな曲を演奏することができるようになります。

 初心者の方は、まずはスタンダードチューニングをしっかりと覚え、正しくチューニングできるように練習しましょう。

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ストラトキャスター

 ストラトキャスターとは、エレキギターの代表的なモデルのひとつで、フェンダー社によって1954年に発売されたギターです。

 このギターは、その特徴的な音色とデザインで、多くのギタリストに愛されています。

 ストラトキャスターの特徴は以下の通りです。

●ピックアップ:ストラトキャスターは通常、3つのシングルコイルピックアップを搭載しており、それぞれが異なる位置に配置されています。

 これにより、リア(ブリッジ側)、センター、フロント(ネック側)の各ピックアップから、多様な音色を得ることができます。

●5-Wayセレクタースイッチ:このスイッチを使って、どのピックアップから音を拾うかを選択できます。

 また、2つのピックアップを同時に使うことで、ハーフトーンと呼ばれる独特のサウンドを出すことも可能です。

●ボディデザイン:ストラトキャスターは「ダブルカッタウェイ」と呼ばれるデザインを採用しており、ボディの両側が切り込まれているため、高いフレットに手が届きやすくなっています。

 また、腕や身体に当たる部分が斜めにカットされているため、演奏時の快適性が向上しています。

●トレモロアーム:ストラトキャスターにはトレモロアームが装備されており、これを使って音のピッチを変化させることができます。

 これにより、より表現豊かな演奏が可能になります。

 初心者の方にとって、ストラトキャスターはその多様なサウンドと演奏性の良さから、幅広いジャンルの音楽に対応できるギターとしておすすめです。

 また、そのデザインと機能性は、長年にわたって多くのミュージシャンに支持されてきた理由のひとつでもあります。

 ギターを始めたばかりの方でも、ストラトキャスターを使って多彩な音色を楽しむことができるでしょう。

ストローク

 ギターでのストロークとは、右手でピックや指を使って弦を上下に動かすことで音を出す演奏技法のことを指します。(右利きの場合)

 主に弾き語りやバッキングパートで使用され、曲のリズムや雰囲気を作り出す重要な要素です。

 基本的なストロークの種類には以下のものがあります。

●ダウンストローク:ピックを上から下へと弦を弾く動作です。

 通常、楽譜では「Π」や「↓」の記号で表されます。

●アップストローク:ピックを下から上へと弦を弾く動作です。

 楽譜では「V」や「↑」の記号で示されます。

 ストロークのコツとしては、以下の点に注意しましょう。

●ピックの持ち方:ピックは人差し指の側面に置き、親指で軽く挟むように持ちます。力を入れすぎず、リラックスした状態で持つことが大切です。

●力の加減:手や腕に力を入れすぎず、リラックスして弾くことでスムーズなストロークが可能になります。

●ピックの角度:ピックは弦に対して水平に近い角度で持ち、弦をなでるように弾くと良い音が出ます。

●ストロークの深さ:ピックが弦に深く触れすぎないように注意し、軽く弦をかすめるように弾きます。

 初心者の方は、まずはダウンストロークとアップストロークを交互に行う練習から始めると良いでしょう。

 メトロノームを使ってリズム感を養うことも大切です。

 練習を重ねることで、自然とストロークが身につき、より多くの曲を弾けるようになります。

 ギターのストロークには様々なパターンがありますが、基本をマスターすることで応用が利き、自分の演奏スタイルを発展させることができます。

 練習を重ねて、楽しみながら上達していきましょう。

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スラー

 スラーは、音楽のアーティキュレーションに関する音楽記号のひとつで、高さの異なる2つ以上の音符を滑らかにつなげて演奏する場合に用いられます。

 ギターにおいてスラーは、テクニックとして使われ、上行スラーと下降スラーの2種類があります。

 スラーを使うと、音符間のつながりが滑らかになり、音楽的な表現力が増します。

 スラーを使う際には、指の力を抜いて、指を自由に動かすことが大切です。

 スラーは、初心者でも簡単に取り入れることができるテクニックです。

 ぜひ、練習してみてください。

スライド

 スライドは、ギターの演奏技法の一つで、ピッキングして音を鳴らした後に、弦を押さえている指を滑らせてピッチを変えていく技法です。

<スライドのやり方と弾き方の例>

●スライドアップ:3弦10フレットを押さえてピッキングした後に、3弦12フレットまで指を滑らせます。

●スライドダウン:3弦12フレットを押さえてピッキングした後に、3弦10フレットまで指を滑らせます。

●スライドアップダウン:3弦10フレットを押さえてピッキングした後に、3弦12フレットまで指を滑らせ、すぐに3弦10フレットに戻ります。

<スライドのコツ>

 スライドを上手に行うためには、弦の上を滑らせている指を弦から離さないことです。

 指が弦から離れてしまうと、弦の振動が止まるので、音が途切れてしまいます。

 特に、スライドダウンの時には注意が必要です。

 スライドは、複数の音が滑らかなにつながるので、ぜひ身につけたいテクニックです。

 繰り返し練習して、マスターしてください。

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スライドギター

 スライドギターは、スライドバーという棒を使って演奏するギターのテクニック。

 かつてウィスキーボトルの首の部分を切り、スライドバーとして使っていたので、スライドギターの演奏法はボトルネック奏法とも呼ばれます。

 この奏法は、特にブルースという音楽ジャンルで多用され、独特の味わいともの悲しさを感じさせるサウンドが特徴です。

 スライドギターは、左手でスライドバーを操る演奏法で、具体的には、弦がフレットに触れない程度の力でスライドバーを弦に当て、左右に動かしながら音を出します。

 弦がフレットに当たらないので、無段階にピッチを変化させることが最大の特徴です。

 スライドギターの主なやり方とテクニックは、次の通りです。

●スライドバーを挿す指を決める:スライドバーを挿す指は、人差し指・中指・薬指・小指のどれでも構いませんが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

●無駄な音をミュートする:不要な音を消すために、他の指で弦をミュートします。

●スケールを横に見る:スライドギターでは、スケールを縦ではなく横に見ることが重要です。

●ピッチを安定させる:音を耳で聞き、スライドバーを垂直に当てることで、ピッチを安定させます。

●音の長さをコントロールする:音の長さをコントロールするために、スライドバーの位置を調整します。

●ビブラートを入れる:ビブラートを加えることで、音に揺らぎを加えます。

●ゴーストノートを入れる:ゴーストノートを加えることで、リズムにアクセントをつけます。

 味わいのあるスライドギター演奏に、ぜひ挑戦してみてください。

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スライドバー

 ギターでのスライドバーとは、特定の奏法に使用される道具で、ギターの弦に直接触れさせて演奏するための棒状のアイテムです。

 この奏法は「ボトルネック奏法」とも呼ばれ、ブルースやロックなどのジャンルでよく使われます。

 スライドバーの基本的な使い方は以下の通りです。

●スライドバーの装着:通常、スライドバーは左手の中指、薬指、または小指に装着します。

 最初は薬指にはめて練習することが推奨されています。

●弦への接触:スライドバーを弦に軽く触れさせるようにして、フレットを押さえるのではなく、弦の上を滑らせます。

 フレットの真上にスライドバーを置くことで、正確な音程を出すことができます。

●ピッキング:右手(または弾く手)でピックや指を使って弦を弾きます。

 スライドバーを使って演奏する際には、指で弾くスタイルのプレイヤーが多いです。

 スライドバーの選び方については、素材や形状によって使い心地やサウンドが変わるため、色々試してみることが大切です。

 一般的には、ガラス製のものが丸く柔らかいサウンドを出し、金属製のものは硬く攻撃的なサウンドを出します。

スライドバーの演奏時の注意点。

●ミュート:スライドバーよりナット側の指(人差し指や中指)は弦に触れてミュートしておく必要があります。

 これにより、ナット側の弦の振動がノイズとなるのを防ぎます。

●弦高と弦の太さ:スライドバーを使う場合、弦高が高めで弦が太めのギターが適しています。

 弦高が低いと、スライドバーがフレットに当たってしまい、ノイズが発生しやすくなります。

 初心者の方は、まずは基本的なスライドバーの使い方をマスターし、徐々に様々な曲での演奏に挑戦してみると良いでしょう。

 練習を重ねることで、スライドバーを使った独特なサウンドを楽しむことができます。

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スラム奏法

 スラム奏法は、ギターをパーカッションのように叩く演奏法です。

 この奏法は、一人で演奏しているとは思えないほどの多様な音を生み出すことができます。

 スラム奏法の基本的な動作は以下の通りです。

●パームヒット:手の掌部分でギターのボディを叩く。これは楽曲中のバスドラムの役割を果たします。

●フィンガーダウンストローク:ピックを使わずに指で弦を弾く。

●フレットボードを叩く:フィンガーストロークで振り抜いた指でフレットボードを叩く。これは楽曲中のスネアドラムの役割を果たします。

●フレットボードから指を離す:フレットボードを叩いた指を上方向にずらしてアップストロークをする。

 これらの動作を一回しとしてループさせて演奏していきます。

 スラム奏法は、アコースティックギターをパーカッションとしての役割も担うことができるため、一人で演奏する方は、スラム奏法でさらに豊かな音楽を演奏できるでしょう。

 この奏法を使って、自分の演奏を向上させていきましょう。

スリーコード

 スリーコードとは、3つのコードから成るコード進行のことを指します。

 ギターにおいては、スリーコードは初心者でも簡単に弾くことができるため、非常に重要なコード進行です。

 スリーコードは、それぞれ以下のような役割を持ちます。

●トニック (1度和音)
●ドミナント (5度和音)
●サブドミナント (4度和音)

 各キーにおけるスリーコードを一覧にしてみました。

キー トニック ドミナント サブドミナント
 C   C    G     F
 D   D    A     G
 E   E    B     A
 F   F    C     B♭
 G   G    D     C
 A   A    E     D
 B   B    F♯    E

 スリーコードは、基本的なコード進行であり、多くの曲で使われています。

 スリーコードを使った曲には、ビートルズの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」やエリック・クラプトンの「Lay Down Sally」などがあります。

 スリーコードは、初心者でも簡単に弾くことができるため、ギターを始めたばかりの方にはおすすめのコード進行です。

 ぜひ、練習してみてください。

スリーフィンガー

 スリーフィンガーは、その名の通り、右手の親指・人差し指・中指の3つの指を使って演奏する奏法のことです。

 この奏法は、特にフォークギターでよく用いられます。

 スリーフィンガーの基本的な動作は以下の通りです。

●親指:ベース音(ルート音)の他に3弦(ただし1弦を弾かないパターンでは4弦)の音も担当します。

●人差し指・中指:1弦と2弦、または、2弦か3弦の音を担当します。

 スリーフィンガー奏法を練習する際の手順は以下の通りです。

●リズムを読む:音符は8・16・16・16・16・8の繰り返しになっていますので、タン・タカ・タカ・タンの繰り返しになります。

●コードを押さえる:コードの押さえ方を覚えます。

●右手のみでパターンを覚える:親指がベース音と3弦を往復するパターン、親指がベース音と4弦を往復するパターンを覚えます。

●右手と左手を合わせる:最後にコードを押さえて、スリーフィンガーを弾きます。

 スリーフィンガーは、ギター初心者には少し難しいテクニックですが、慣れてくれば滑らかに弾けるようになります。

 繰り返し練習して、習得しましょう。

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セーニョ

 セーニョとは、楽譜上に書かれる演奏記号のひとつで、イタリア語で「目印」という意味があります。

 セーニョは、楽譜の中で、この記号の箇所から目印の箇所まで戻ることを指示するために使われます。

 セーニョは、楽譜上にダルセーニョという記号で表されます。

 この記号がある場合、演奏家はこの記号の箇所から目印の箇所まで戻る必要があります。

 セーニョは、古典音楽やポピュラー音楽など、様々なジャンルの楽曲で使われます。

 初心者でも簡単に理解できる演奏記号のひとつですので、ぜひ練習してみてください。

セーハ

 セーハは、ギター演奏時に、左手の人差し指で同一フレット上の4本以上の弦を一度に押さえる技術を指します。

 バレーコードとは、セーハを用いるコードを指します。

 たとえば、ギターのFコードやBコードなど、1本の指で複数本の弦を押さえるコードフォームを「バレーコード」と呼びます。

 なお、セーハはスペイン語で、バレーは英語です。

 どちらも「1本の指で複数本の弦を押さえる」という意味で、基本的に同じことを指します。

 ただし、セーハを用いたコードを「バレーコード」と表現する一方で、「セーハコード」とは言わないことが一般的です。

 これらの用語は、ギターを始めたばかりの方にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると自然と理解できるようになるでしょう。

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セカンダリードミナント

 ギター用語でセカンダリードミナントとは、一時的に曲のキーを変えるような効果を持つコードのことを指します。

 具体的には、あるコードに対してそのコードのドミナント(V7コード)を前置きすることで、音楽に緊張感やドラマティックな展開を加えることができます。

 例えば、Cメジャーキーの曲で、Amコードに向かう前に、AmのドミナントであるE7コードを挿入すると、Amコードへの移行がより強調され、聴き手にとって予期せぬ変化として感じられます。

 これがセカンダリードミナントの役割です。

<セカンダリードミナントの使い方>

●コード進行にアクセントを付けたいとき:セカンダリードミナントは、コード進行にアクセントを付けたいときに便利です。ダイアトニックスケールにない音を含むため、特有の響きを生み出します。

●曲の雰囲気を変えたいとき:Bメロやサビなど、曲の特定の部分で雰囲気を変えたいときにセカンダリードミナントを使うと効果的です。

●コードでリズムを演出したいとき:セカンダリードミナントを挿入してコードを増やすことで、スピード感や勢いを演出できます。

<セカンダリードミナントの例>

●Cメジャーキーでの「A7 – Dm7」:A7はDm7へのセカンダリードミナントとして機能します。

●「E7 – Am7」:E7はAm7へのセカンダリードミナントです。

 セカンダリードミナントは、コード進行に変化と興味を加えるための素晴らしい方法です。

 初心者の方は、まずは簡単なコード進行にセカンダリードミナントを挿入してみて、その響きの違いを感じてみると良いでしょう。

 練習を重ねることで、より複雑な曲の理解にも役立ちます。

セッション

 セッションとは、複数のミュージシャンが集まり、即興で音楽を演奏することです。

 ギターを含む様々な楽器のプレイヤーが一堂に会し、互いの演奏を聴きながら音楽を創り上げます。

 この活動は、技術の向上、新しいアイデアの発見、コミュニケーションのスキル向上など、多くの利点があります。

<セッションの種類>

●クローズドセッション:特定のメンバーのみで行われるセッションで、外部からの参加は基本的に受け入れられません。

●オープンセッション:誰でも参加できるセッションで、初心者も歓迎されることが多いです。ホストプレイヤーが進行を担当し、参加者は順番に演奏します。

<セッションに参加する際のポイント>

●準備:セッションで演奏される曲を事前に練習しておくことが大切です。

●チューニング:演奏前には必ずチューニングを行い、正確な音程で演奏できるようにします。

●セッティング:楽器のセッティングに時間がかからないようにしましょう。

●音量調整:他の楽器とのバランスを考え、適切な音量で演奏します。

●マナー:他の人が演奏している時は、大きな音で練習しないなど、周囲に配慮した行動を心がけます。

<セッションの流れ>

●ホストプレイヤーが曲目や順番を決め、参加者はステージに上がって演奏します。

●演奏は通常、テーマの演奏から始まり、その後に各プレイヤーのソロが続きます。

●ソロは長くなりすぎないように気をつけ、他のプレイヤーにも機会を回すことが大切です。

 セッションは、ギター初心者にとっても非常に有益な経験です。

 他のミュージシャンとの交流を通じて、演奏技術だけでなく、音楽的な感性やコミュニケーション能力も養うことができます。

 最初は不安かもしれませんが、積極的に参加してみることをお勧めします。

セットアップ

 ギターにおけるセットアップとは、ギターを演奏するための最適な状態に調整することを指します。

 これには、弦の張り具合、ネックの反り具合、ピックアップの高さなど、ギターの演奏性や音質に影響する様々な要素の調整が含まれます。

 ギターのセットアップには以下のステップがあります。

●弦を外して細部を掃除:ギターを演奏していると、ピックの破片や埃などが溜まることがあります。

 弦を外したタイミングで、ピックアップやブリッジ部分の掃除を行います。

●チューニング:弦を張り直し、ギターのチューニングを行います。

 チューニングは安定した音を出すために重要です。

●ネックの調整:ネックの反り具合を確認し、必要に応じてトラスロッドを回して調整します。

 ネックが反っているとフレットバズ(音のビビり)や演奏性の低下を招くことがあります。

●オクターブチューニング:12フレット目の音のチューニングを行い、開放弦の1オクターブ上の音が正確になるように調整します。

 これにより、指板全体で正確な音程を保つことができます。

●フレットバズの有無の確認/弦高の調整:フレットバズが発生していないかを確認し、発生していた場合は弦高の調整を行います。

 弦高が適切でないと、弦がフレットに触れてしまい、不要な雑音が発生することがあります。

 これらのステップを通じて、ギターを最適な状態に保つことができます。

 初心者の方でも、これらの基本的なセットアップを行うことで、ギターの演奏性を向上させることができます。

 また、定期的なセットアップはギターを長持ちさせるためにも重要です。

 自分でセットアップを行うことに不安がある場合は、専門の楽器店でプロに依頼することもできます。

セミアコースティックギター

 セミアコースティックギター、通称「セミアコ」とは、ボディの内部がセミホロウ(半空洞)構造になっているエレキギターのことを指します。

 このギターは、センターブロックという木材の塊をボディの中心に置き、その両サイドに空洞部分を設けた個性的な構造を持っています。

 セミアコは、フルアコースティックギター(フルアコ)とソリッドギター(完全に固体のボディを持つエレキギター)の中間に位置するギターです。

 フルアコはボディ全体が空洞で、アコースティックギターに近い自然な響きを持ちますが、大音量で演奏するとハウリング(不要な共鳴やフィードバック)を起こしやすいです。

 一方、ソリッドギターはハウリングに強いですが、アコースティックギターのような響きは得られません。

 セミアコの特徴は、エアー感のあるサウンドを楽しめることです。

 ボディに空洞があるため、ソリッドギターよりもメロウなサウンドが得られ、歪ませてもホロウボディらしい音を演出できます。

 また、高級感のあるルックスも魅力のひとつで、ボディ表面に空けられた「Fホール」は楽器らしさを演出しています。

 セミアコは、ジャズやブルース、ポップス、ロック、R&Bなど、多くの音楽ジャンルで使用されており、その個性的なサウンドとルックスで多くのギタリストに愛されています。

 初心者の方にも扱いやすく、幅広い音楽スタイルに対応できるため、多様な演奏を楽しむことができるでしょう。

 セミアコに興味があるなら、ぜひ一度試してみてください。

セレクタースイッチ

 ギターのセレクタースイッチとは、エレキギターのピックアップを切り替えるためのスイッチのことを指します。

 ピックアップとは、ギターの弦の振動を電気信号に変換してアンプに送る部品で、ギターの音色を決定づける重要な役割を担っています。

 セレクタースイッチは、ギターに搭載されている複数のピックアップの中から、どれを使うかを選択するために使用されます。

 例えば、ギターに3つのピックアップがある場合、セレクタースイッチを使って、ネック側、センター、ブリッジ側のピックアップを個別に、または組み合わせて使用することができます。

 セレクタースイッチには、2ノッチ、3ノッチ、4ノッチなど、切り替えられる位置の数によって種類があります。

 ノッチとは、スイッチが切り替えられる位置のことで、2ノッチなら2つの位置、3ノッチなら3つの位置に切り替えることができます。

 これにより、ギタリストは演奏中にさまざまな音色を簡単に切り替えることが可能になります。

また、セレクタースイッチには、各位置停止(手動)タイプとリターン(自動)タイプがあります。

 各位置停止タイプは、スイッチを切り替えた位置で固定され、手を離してもその位置に留まります。

 リターンタイプは、スイッチを切り替えた後に手を離すと自動的に元の位置に戻る仕組みです。

 セレクタースイッチは、ギターの音色を多彩にするための非常に便利な機能であり、初心者の方でも簡単に使いこなすことができます。

 ギターを演奏する際には、セレクタースイッチを活用して、さまざまな音色を試してみてください。

全音

 音楽用語の全音とは、音階における2つの音の間の距離で、ギターのフレットでいうと2フレット分の距離に相当します。

 全音は、音楽理論において基本的な音程のひとつであり、音階を構成する際の重要な要素です。

 例えば、Cメジャースケール(長音階)において、CからDへの移動は全音の距離になります。

 これは、ギターの5弦3フレットのC音から5弦5フレットのD音へと2フレット上がることを意味します同様に、GからAへの移動も全音です。

 一方で、半音は全音の半分の距離で、ギターのフレットでいうと1フレット分の距離です。

 例えば、EからFへ、またはBからCへの移動は半音の距離になります。

 これは、ギターの4弦2フレットのE音から4弦3フレットのF音へ、または3弦4フレットのB音から3弦5フレットのC音へと1フレット上がることを意味します。

 全音と半音を理解することは、ギター初心者にとって非常に重要です。

 これにより、指板上での音の位置を把握し、スケールやコードを正確に演奏するための基礎を築くことができます。

 また、音楽理論の基本的な概念を学ぶ上でも役立ちます。

** CーーDーーEーFーーGーーAーーBーC**

 この図は、Cメジャースケールの音階を表しており、CからD、DからE、FからG、GからA、AからBは全音の距離で、EからF、BからCは半音の距離であることを示しています。

 ギター初心者の方は、まずはこの基本的な音程の関係を覚え、指板上での位置を把握することから始めると良いでしょう。

装飾音

 装飾音は、ギター演奏においてメロディーやハーモニーに変化や美しさを加えるために使用される追加の音やフレーズです。

 これらは、楽譜上では通常の音符より小さく表記され、演奏をより表現豊かにするために使われます。

 以下に、ギターでよく使われる装飾音の例を挙げ、それぞれの演奏方法を説明します。

●トリル(Trill):トリルは、二つの隣接する音を素早く交互に演奏する技法です。

 例えば、CとDの間でトリルを行う場合、CとDを迅速に繰り返し演奏します。

 これにより、音楽に活気と動きが生まれます。

●モルデント(Mordent):モルデントは、主音符の直前または直後に隣接する下の音を短く挿入する技法です。

 例えば、Cの音にモルデントを加える場合、Bの音を短く挿入してからCを演奏します。

 これにより、メロディーにリズミカルなアクセントが加わります。

●ターン(Turn):ターンは、主音符の上の音、主音符、主音符の下の音、そして再び主音符を演奏する技法です。

 これにより、メロディーに複雑さと装飾が加わります。

 これらの装飾音は、曲の感情表現を豊かにし、聴き手にとっての聴覚的な楽しみを増やすために重要です。

 ギター初心者の方は、まずは簡単な装飾音から始めて、徐々に慣れていくことが大切です。

 装飾音を使うことで、演奏に華やかさや表現力を加えることができますので、ぜひ練習してみてください。

ソナチネ

 ソナチネとは、クラシック音楽のジャンルまたは形式で、小規模なソナタを指します。

 ソナタとは、通常3つの楽章から成る器楽曲で、クラシック音楽の基本的な形式のひとつです。

 ソナチネは、ソナタよりも短く、技巧的に容易な作品が多いため、初心者や愛好家向けの演奏に適しています。

 ソナチネの特徴は以下の通りです。

●楽章数:通常は2つまたは3つの楽章で構成されており、ソナタよりも少ないことが多いです。

●形式:第1楽章はソナタ形式で作曲されることが多いですが、展開部が短いか、展開部を欠いていることがあります。

●演奏の容易さ:全体的に短く、技巧的に容易なため、初心者の練習曲として利用されることが多いです。

●楽器:ピアノ曲が主ですが、他の楽器のためのソナチネも存在します。

 ソナチネは、ピアノ教材として有名なクーラウやクレメンティなどの作曲家による作品があり、初心者がクラシック音楽の基本を学ぶのに適した曲として知られています。

 また、ラヴェルなどの近代以降の作曲家によるソナチネには、高度な演奏技巧や洗練された音楽性が要求される作品もあります。

 ギターにおいても、ソナチネ形式の作品が存在し、初心者が演奏技術を磨くための素晴らしい教材となり得ます。

 ギターでソナチネを演奏することは、基本的な演奏技術を身につけるのに役立ち、音楽の構造や表現を理解するのにも適しています。

 興味があれば、ギター用のソナチネを探してみると良いでしょう。

ソリッドボディ

 ソリッドボディとは、エレキギターのボディ(本体)が中身のある一塊の材料で作られているタイプを指します。

 このタイプのギターは、内部に空洞がなく、素材の塊から成っています。

 そのため、ソリッド(solid)という英語の「個体の」「中身のある」という意味が名前の由来になっています。

 ソリッドボディギターは、ハウリング(不要な共鳴やフィードバック)に強いという特徴があります。

 これは、ボディ内部に空洞がないため、大音量で演奏してもフィードバックが起きにくいためです。

 そのため、ロックやポップス、メタルなどの音楽ジャンルでよく使用されます。

 また、ソリッドボディギターは、サステイン(音が長く続くこと)が良いとも言われています。

 これは、材料が一塊であることにより、弦の振動がボディ全体に効率よく伝わるためです。

 代表的なソリッドボディギターのモデルには、フェンダーのストラトキャスターやギブソンのレスポールなどがあります。

 これらのギターは、エレキギターの代名詞とも言えるほど有名で、多くのミュージシャンに愛用されています。

 ギター初心者の方にとって、ソリッドボディギターは扱いやすく、多様な音楽スタイルに対応できるため、非常におすすめのギタータイプです。

ソロ

 ギター用語でソロとは、バンドの演奏中にギターだけでメロディを奏でる部分を指します。

 これはエレキギターの花形とも言われ、ギタリストが技術や感情を表現する重要な瞬間です。

 ソロは曲の特定の部分で行われ、他の楽器は伴奏に徹することが多いです。

 ギターソロを弾くためには、以下のポイントが重要です。

●フレーズをきちんと覚える:ソロのフレーズ(一連の音符やコードの組み合わせ)を正確に覚え、構造やリズムを理解することが大切です。

 これにより、運指に集中でき、上達が早くなります。

●メトロノームやリズムマシンを活用する:リズムに乗ってメロディを奏でることがソロの魅力です。

 メトロノームやリズムマシンを使って、一定のリズムを保ちながら練習すると良いでしょう。

●ギターソロを複数に区切る:ソロを一度に全部通して弾くのが難しい場合は、適当な場所で区切り、フレーズを1つずつ練習します。

 それぞれのフレーズを完璧に弾けるようになったら、繋げて演奏します。

●自分の演奏を録音して聴いてみる:練習中は自分の出している音を客観的に聴くことが難しいので、演奏を録音して後で聴き、改善点を見つけましょう。

 ギターソロを上手く弾けない原因としては、練習時間に比例して上達すると考えること、いきなり難易度の高い曲にチャレンジすること、楽な曲ばかり演奏することなどが挙げられます。

 これらを避け、効果的な練習方法を取り入れることが大切です。

 ギターソロを弾く際には、スライド、プリング、チョーキングなどのテクニックも役立ちます。

 これらのテクニックは、フレーズに表情を加え、より感情的な演奏を可能にします。

 初心者の方は、まずは簡単なソロから始めて、徐々に難易度を上げていくことをお勧めします。

 そして、何よりも自分の好きな曲に挑戦することで、練習が楽しくなり、上達も早まります。

ソロギター

 ソロギターとは、ギター1本でメロディーと伴奏を同時に演奏するスタイルのことを指します。

 これにより、一人で完全な曲を成立させることができます。

 ピアノで右手でメロディを弾き、左手で伴奏を弾くように、ギターでも同様にメロディと伴奏をひとつの楽器で表現します。

 ソロギターを弾くためには、以下のステップがあります。

●コード進行を覚える:曲の基本となるコード進行を覚えます。

 これは、曲の骨組みとなる部分です。

●メロディーを弾く:コードを押さえたまま、メロディーを弾きます。

 メロディーは曲の主要な旋律部分です。

●ベース音を弾く:コードの中でも特に低い音、つまりベース音を弾きます。

 これが曲のリズムとハーモニーを支えます。

●メロディーにベース音を合わせる:メロディーとベース音を同時に演奏します。

●最後にコードトーンを合わせる:コードを構成する音(コードトーン)を加えて、曲に厚みを出します。

 ソロギターは、基本的に高音域のメロディーを1〜3弦で、中音域のコードトーンを2〜4弦で、低音域のベース音を4〜6弦で演奏します。

 これにより、ギター1本で曲全体の音域をカバーすることができます。

 初心者の方がソロギターを始める際は、簡単な曲から始めて徐々に難易度を上げていくことをお勧めします。

 また、自分の好きな曲に挑戦することで、練習が楽しくなり、上達も早まります。

 ソロギターは練習と忍耐が必要ですが、一度弾けるようになると非常にやりがいのある演奏スタイルです。

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ソングライティング

 ソングライティングとは、自分で曲を作ること、つまり作曲と歌詞を書くプロセスを指します。

 ギターを使ってソングライティングをする場合、以下のステップがあります。

●インスピレーションを得る:曲を作るためのアイデアやテーマを見つけます。

 これは自分の経験や感情、周りの出来事から得られることが多いです。

●コード進行を決める:曲の基盤となるコード進行を考えます。

 シンプルなものから始めて、徐々に複雑な進行に挑戦するのも良いでしょう。

●メロディを作る:コード進行に合わせてメロディを作ります。

 口笛やハミングでメロディを考えることも有効です。

●歌詞を書く:メロディに合わせて歌詞を書きます。

 リズムや韻を踏むことで、歌詞がより引き立ちます。

 コード進行やメロディーの先に歌詞を書く方法もあります。

●アレンジを加える:曲に様々な楽器のパートを加えたり、リズムやテンポを変えてみたりして、曲に深みを与えます。

●デモを録音する:作った曲を録音してみて、聴き返しながら改善点を見つけます。

 ギター初心者がソングライティングを始める際は、まずは簡単なコード進行やメロディから始めることをお勧めします。

 また、自分の好きな曲を分析して、その構造を学ぶことも役立ちます。

 ソングライティングは練習と経験を積むことで上達しますので、たくさん書いてみてください。

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