ギターのストローク!引っかからないためのコツと練習方法[動画あり]

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引っかからないストローク アイキャッチ画像

ギターを始めた頃は、左手でコードを押さえることに夢中。

しかし、あるとき右手のストロークがうまくいかないことに気づく・・・

ギター初心者が誰でも通る道です。

そこでこの記事では、ピックが弦に引っかからずに滑らかにストロークをするコツを解説します。

また、ストロークを習得するための効率的な練習方法も紹介するので、どうぞ最後までお読みください。

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引っかからないためのコツ

ギターのストロークで、ピックが弦にひっかからないようにするためのコツは、次の4つです。

  1. ピックの形・固さ
  2. ピックの持ち方
  3. ピックを弦に当てる角度
  4. ピックの動かし方

それぞれ解説します。

1. ピックの形・固さ

ストロークでピックが弦に引っかからないようにするためには、適切なピックを選ばなければなりません。

オススメのピックの形は、おにぎり型またはトライアングル型と呼ばれる三角形のものです。

おにぎり型のピックは、指に当たる面積が広いので、小さな力でピックを持つことができるからです。

引っかからないストローク ピックの形

また、ピックの固さは、最もやわらかい「THIN」または「SOFT」がオススメです。

やわらかいピックは、よく曲がるので弦に引っかからずに抜けるからです。

引っかからないストローク ピックの固さ

初心者に最適なピックについては、ギター初心者に最適なフラットピックの形状・固さ・素材で詳しく解説しているので参考にしてください。

2. ピックの持ち方

ストロークでピックが弦に引っかからないようにするためには、ピックを正しく持たなければなりません。

ピックは人差し指と親指で持ちます。

まず、人差し指の第一関節を曲げ、その上にピックをのせます。

次に、上から親指ではさみます。

引っかからないストローク ピックの持ち方

ピックの先端は、1〜1.2cmほど出します。

引っかからないストローク ピックの先端

ポイントは、力を入れ過ぎないことです。

力強くピックを持つと、弦との摩擦が大きくなるので、ピックが弦に引っかかってしまうからです。

しかし、力が弱すぎても、演奏中にピックが落ちてしまいます。

滑り止めがついているピックもあるので、ピックがよく落ちる人は試してみるといいでしょう。

私のオススメは、人間の爪とよく似た素材「ウルテム」のピックです。滑り止めはついていませんが、指にフィットして弾きやすく落ちづらいと感じています。このあたりの感覚は個人差があるので、いろいろな素材のピックを試してみてください。

引っかからないストローク ピックの素材

ピックの持ち方については、ギター初心者必見!フラットピックは正しく持つと上手くなるで詳しく解説しているので参考にしてください。

3. ピックを弦に当てる角度

ストロークでピックが弦に引っかからないようにするためには、ピックを正しい角度で弦に当てなければなりません。

ストロークの基本的な角度は、ピックと弦が平行です。

また、できるだけピックの先端だけが弦に当たるようにします。深く当てると、弦との摩擦が大きくなるので、引っかかりやすくなります。

引っかからないストローク ピックを弦に当てる角度

このように、ピックの角度は弦と平行にして、先端だけを弦に当てるようにすると、引っかかりにくくなります。

4. ピックの動かし方

ストロークでピックが弦に引っかからないようにするためには、小さい力でピックを弦に当てなければなりません。

そのためには、肘から先の動きがポイントになります。

ダウンストロークをするときの腕の動かし方を表した次のイラストを見てください。

引っかからないストローク 二重振り子動き

手首の角度が、ストロークを始める前と後で変わっていることに注目してください。

ダウンストロークでは、肘を支点にして、肘から手首までの前腕を先に動かし、それに遅れて手首から先の手を動かしていきます。そして、前腕よりも手が先に行って、ダウンストロークの終わりです。

アップストロークは、ダウンストロークと全く逆の動きです。手は前腕に遅れてついていき、最後は手の方が前腕よりも先に行きます。

この動きは、手洗いの後、手を振って水を切る動きと同じです。

このような動きのことを「二重振り子」といいます。

二重振り子は支点が2つある振り子のことで、その利点はわずかな力で先端を素早く動かすことができることです。

二重振り子の動きは、体を効率的に動かすために大切です。ゴルフやバドミントン、サッカーや野球など、多くのスポーツで見られます。

引っかからないストローク 二重振り子のイラスト

ストロークするときの動きは、肘と手首を支点とした二重振り子です。

そのため、手首に力を入れずブラブラにしておくことで、力を使わず手を素早く動かすことができます。

ところが、ギター初心者は手首の力が抜けないので、二重振り子の動きができず、ピックが弦に引っかかってしまうのです。

なぜ、手首に力が入るのかというと、力強くピックを持っているからです。手首より先にある指に力が入っているため、手首の力が抜けないのです。

これを回避するためには、ピックの持ち方のところで解説したように、できるだけ小さい力でピックを持たなければなりません。

手首はできるだけ脱力してピックを落とさないように持つという、相反する2つのことを同時に行うためには、やはり練習しかありません。

しかし、二重振り子の動かし方を理解していれば、悪いクセがつくことなく正しい技術を身につけることができます。

次の、「正しいストロークを習得するための効率的な練習方法」を実践して、確実にストロークのテクニックを身につけましょう。

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効率的な練習方法

正しいストロークを習得するための効率的な練習方法を紹介します。

基本となるストロークパターンは、1小節に8分音符が8個入る「8ビート」です。

引っかからないストローク 8ビートの基本パターン

ダウンストロークとアップストロークを交互に行うので、「オルタネイトストローク」といいます。(オルタネイト:交互に)

ダウンストロークを「ジャ
アップストロークを「
と声に出すと、8ビートは次のようになります。
ジャジャジャジャ

このダウンストロークとアップストロークを声に出す方法は、定番のストロークパターンを理解するときにとても役立ちます。

この8ビートのストロークパターンを基本にして、4段階に難易度を上げていく練習を行います。

  • 第1段階:ダウンストロークのみ
  • 第2段階:アップストロークのみ
  • 第3段階:ダウン・アップのオルタネイトストローク
  • 第4段階:定番のストロークパターンを3種類

練習するときのコードは、6弦にベース音があるEコードがいいでしょう。6〜1弦の音が均一に出ているか確認しやすいからです。

全ての練習は、下のコード譜のように6小節の長さです。始めに1小節分だけテンポを合わせるための前奏ドラムが流れるので、その後2〜5小節目までの4小節分でストローク練習をします。

引っかからないストローク 練習パターンの長さ

テンポは60・80・100・120・140BPMで行います。

(BPM [Beats Per Minute]: 1分間当たりの4分音符の数)

具体的な練習方法は、動画で確認してください。

テンポが早過ぎてうまくいかないときは、無理にテンポを上げず、ゆっくりのテンポの練習を繰り返します。失敗を繰り返すと、失敗するクセがついてしまうからです。

ここは大切なので、もう一度説明します。失敗するテンポで練習を続けると、失敗する弾き方が身についてしまいます。そうならないようにするために、ゆっくりのテンポで確実にできるように練習をしてください。

また、自分ではできたと思っても、意外とうまくいっていないことがあります。

時々は、自分の演奏を録画して見てみましょう。自分の課題がハッキリわかるからです。

課題がわからなければ、改善することはできません。自分の演奏を録画して見て、悪いクセがつく前に修正しましょう。

それでは早速練習を始めます。

第1段階:ダウンストロークのみ

第1段階では、ダウンストロークのみの練習をします。

引っかからないストローク 第1段階

音符が灰色の「ん」の所では、弦をはじきません。空振りをします。

この空振りのことを「空ピッキング」といいます。空ピッキングの所では、直前に弾いた音を伸ばしておきます。

第1段階の練習方法を動画で確認してください。

動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。(以下同様)

弦に引っかからず、ボリューム音色テンポが同じになるように弾けたら、第2段階に進みます。

第2段階:アップストロークのみ

第2段階は、アップストロークのみの練習をします。

引っかからないストローク 第2段階

音符が灰色の「ん」の所は、ダウンストロークの「空ピッキング」です。

第2段階の練習方法を動画で確認してください。

弦に引っかからず、ボリューム音色テンポが同じになるように弾けたら、第3段階に進みます。

第3段階:ダウン・アップのオルタネイトストローク

第3段階は、8ビートの基本ストロークパターンの練習です。

引っかからないストローク 第3段階

ダウンストロークとアップストロークを交互に繰り返します。

8ビートの基本ストロークパターンでは、空ピッキングはありません。

第3段階の練習方法を動画で確認してください。

弦に引っかからず、ボリューム音色テンポが同じになるように弾けたら、第4段階に進みます。

第4段階:定番のストロークパターン

第4段階では、実際の曲でよく使われる定番のストロークパターンを練習します。

定番のストロークパターンは3種類あります。

ひとつずつていねいに練習していきましょう。

4-1. 定番のパターン1

1小節の前半2拍と後半2拍が同じ弾き方のパターンです。

引っかからないストローク 定番のパターン1

ジャジャジャジャ」と声に出すと、このパターンが理解しやすくなります。

定番のパターン1を動画で確認してください。

4-2. 定番のパターン2

非常に多くの曲で使われているストロークパターンです。

3拍目の始めのダウンストロークで空ピッキングをするところがポイントです。

引っかからないストローク 定番のパターン2

ジャジャジャ」と声に出すと、このパターンが理解しやすくなります。

定番のパターン2を動画で確認してください。

4-3. 定番のパターン3

定番のパターン3は、パターン2と少し似ています。

一番最後のアップストロークで空ピッキングをするところがポイントです。

引っかからないストローク 定番のパターン3

ジャジャジャジャ」と声に出すと、このパターンが理解しやすくなります。

定番のパターン3を動画で確認してください。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

どのパターンでも、ダウンとアップでボリューム音色テンポが同じになることを目指して練習しましょう。

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まとめ:ギターのストローク!引っかからないためのコツと練習方法

ここまで、引っかからずにストロークをするコツストロークを習得する効率的な練習方法を解説してきました。

引っかからないためのコツ
 1. ピックの形・固さ
 2. ピックの持ち方
 3. ピックを弦に当てる角度
 4. ピックの動かし方

効率的な練習方法
 第1段階:ダウンストロークのみ
 第2段階:アップストロークのみ
 第3段階:ダウン・アップのオルタネイトストローク
 第4段階:定番のストロークパターン

定番のストロークパターンを身につければ、多くの曲を弾くことができます。弾き語りも楽しくできますよ。

ぜひこの解説を参考に、滑らかにリズムを刻むストロークを習得してください。

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この記事があなたの一助になれば幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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