ギターを弾く中で、スライドとグリスのやり方やその違いって気になりませんか?
・上手くスライドができない
・グリスの使い方がわからない
・スライドとグリスの違いがわからない
ギター奏者として、スライドとグリスは演奏において欠かせないテクニックです。
この記事では、スライドとグリスの基本的な違いから、各テクニックの詳細なやり方まで詳しく解説します。
動画付きでの解説もあるので、実際の演奏を視聴しながら学ぶことができます。
ギターのスライドとグリスは奏者の表現力を豊かにする要素です。
正しいテクニックをマスターして、新たな音楽の可能性を広げましょう。
記事を読み進め、ギター演奏のスキルアップにお役立てください。
もくじ
スライドとグリスの違い
スライドとグリスは、どちらも弦の上で指を滑らせることは同じです。
また、音を上げる「アップ」と音を下げる「ダウン」があることも同じです。
違いは、「始めの音」または「終わりの音」が決まっているかどうかです。
スライドのアップ・ダウン、グリスのアップ・ダウンについて、「始めの音」または「終わりの音」が決まっているかどうかを表にしました。
スライドは、アップ・ダウンとも「始めの音」と「終わりの音」が決まっています。
それに対して、グリスは「始めの音」または「終わりの音」が決まっていません。
それでは、違いをハッキリさせるために、それぞれの具体的な弾き方を例を挙げながら解説していきます。
スライドのやり方
スライドは、アップ・ダウンとも「始めの音」と「終わりの音」が決まっています。
スライド・アップとスライド・ダウンのやり方をそれぞれ解説します。
スライド・アップのやり方
<スライド・アップの例>
スライドは、楽譜上では「S」「s.」「sl.」「slide」などと表記されます。
この例では、3弦10フレットを押さえてピッキングした後に、3弦12フレットまで指を滑らせます。
下に動画があります。
スライド・ダウンのやり方
<スライド・ダウンの例>
この例では、3弦12フレットを押さえてピッキングした後に、3弦10フレットまで指を滑らせます。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
<スライド・アップの例>と<スライド・ダウンの例>を動画で確認してください。
スライド・アップは、小指・薬指・中指・人差し指の順に4回演奏しています。
スライド・ダウンでは、人差し指・中指・薬指・小指の順に4回演奏しています。
動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。
グリスのやり方
グリスのやり方は、4種類あります。
- 始めの音が決まっているグリス・アップ
- 始めの音が決まっているグリス・ダウン
- 終わりの音が決まっているグリス・アップ
- 終わりの音が決まっているグリス・ダウン
「始めの音」が決まっているグリスと「終わりの音」が決まっているグリスに分けて、それぞれのやり方を解説します。
始めの音が決まっているグリスのやり方
<グリス・アップの例(1)>
グリスは、楽譜上では「gliss.」「g.」「g」「Gliss.」などと表記されます。
この例では、3弦5フレットを押さえてピッキングした後に、ボディに向かって指を滑らせます。
どのくらいの速さでどこまで滑らせるかは、演奏者に任されています。
下に動画があります。
<グリス・ダウンの例(1)>
この例では、3弦12フレットを押さえてピッキングした後に、ヘッドに向かって指を滑らせます。
グリス・アップと同様に、指を滑らせる速さと終わりの位置は演奏者に任されています。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
「始めの音」が決まっているグリス・アップとグリス・ダウンの演奏例を、動画で確認してください。
それぞれ、人差し指・中指・薬指・小指で演奏しています。
動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。
終わりの音が決まっているグリスのやり方
<グリス・アップの例(2)>
この例では、ヘッドに近い3弦を押さえ、ボディに向かって指を滑らせると同時にピッキング。そして、目的の12フレットのところで指を止めます。
どの位置からどのくらいの速さで指を滑らせるかは、演奏者に任されています。
下に動画があります。
<グリス・ダウンの例(2)>
この例では、ボディに近い3弦を押さえ、ヘッドに向かって指を滑らせると同時にピッキング。そして、目的の5フレットのところで指を止めます。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
「終わりの音」が決まっているグリス・アップとグリス・ダウンの演奏例を、動画で確認してください。
それぞれ、人差し指・中指・薬指・小指で演奏しています。
動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。
アップに続けてダウンするやり方
スライドとグリスは、目的の音までアップした後すぐにダウンするやり方があります。
スライドのアップ・ダウン
<スライドのアップ・ダウン例>
この例では、3弦10フレットを押さえてピッキングした後に12フレットまでスライドし、すぐに10フレットまで戻ります。ピッキングは1回だけです。
下に演奏動画があります。
グリスのアップ・ダウン
<グリスのアップ・ダウン例>
この例では、ヘッドに近い3弦を押さえ、ボディに向かって指を滑らせると同時にピッキング。そして、目的の12フレットのところで指を止めた後、すぐにヘッド側に向かって指を滑らせます。ピッキングは1回だけです。
12フレットに指を止める時間の長さによって、ニュアンスが変わります。
ベースでよく使われるフレーズです。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
スライドのアップ・ダウン、グリスのアップ・ダウンの演奏例を、動画で確認してください。
動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。
スライドとグリスを使った演奏例
スライドとグリスを使った演奏例をご覧ください。
動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。
まとめ:ギターのスライドとグリス(グリッサンド)!違いとやり方
ここまで、ギターのテクニック、スライドとグリス(グリッサンド)の違いとやり方について解説してきました。
スライドとグリスの違い
スライドのやり方
スライド・アップのやり方
スライド・ダウンのやり方
グリスのやり方
始めの音が決まっているグリスのやり方
終わりの音が決まっているグリスのやり方
アップに続けてダウンするやり方
スライドのアップ・ダウン
グリスのアップ・ダウン
スライドとグリスを使った演奏例
スライドもグリスも弦の上で指を滑らせる演奏法ですが、「始まりの音」または「終わりの音」が決まっているかどうかの違いがあります。
どちらもギターソロなどでよく使われ、曲に表情をつけることができるので、ぜひ習得したいテクニックです。この記事を参考に練習してください。
この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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