ギターを始めたら、まずは曲が弾きたくなります。
コードがスラスラ押さえられれば、好きな曲を自由に弾くことができるので、ギターの楽しさが一気に広がります。
しかし、ギターのコードは、数が多くてなかなか覚えられません。
そこでこの記事では、初心者が楽しくギターを弾いているだけで、コードを自然に覚えてしまう方法を紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
もくじ
ギター初心者が楽しくコードを覚える方法

コードの覚え方は3通りあります。
- 曲を弾きながら覚える
- コードの形で覚える
- 理論を学んで覚える
最も楽しく、そして確実にコードを覚えるには、1→2→3の順に学ぶのがベストです。
ギターを始めたのにギターを弾かず、「まずはコード理論を学びましょう」と言われても、楽しくないと思います。
また、「コードの形は2つあって、Eの形はこれ、Aの形はこれです。」と説明されても、何のことかわかりません。
やはり、初めは曲を弾きながらコードを覚えるのがいいのです。
ある程度コードを覚えると、コードの形が似ていることに気づきます。すると、自然な流れで次のステップ「2.コードの形で覚える」に進めます。
そして、コードのことをもっと深く知りたいと思うようになったら、コード理論を学べばいいのです。
たった1つの練習曲を繰り返し弾く
ギター初心者が楽しくコードを覚えるやり方は、『たった1曲だけを繰り返し弾く方法』です。ただ曲を弾いているだけで、自然と多くのコードを覚えてしまいます。
弾く曲はたった1曲、小学校の音楽の時間に歌った「故郷(ふるさと)」です。この曲は、4つのコードで弾くことができます。
たった4つしか覚えられないのかと思うかも知れませんが、これから説明する方法でギターを弾いていれば、最終的には18個のコードを覚えることができます。
<「故郷」で覚えられるコード一覧>

<各コードの押さえ方>



「C・D・E・F・G・A・B」7種類のコードを網羅しているので、あなたが好きな曲のほとんどをギターで弾けるようになります。ぜひ楽しみながら実践してください。
それでは、やり方を解説していきます。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
たった1曲を弾いているだけで、多くのコードを覚えられるのには秘密があります。1曲を4種類のKey(キー)で弾くのです。
Keyについての詳しい説明はここではしませんが、Keyとは音の高さだと思ってください。カラオケで自分の声の高さに伴奏の高さを合わせるとき、「キーを上げる」「キーを下げる」といいますが、このことでKeyについてイメージできるでしょう。
具体的な4種類のKeyは「G、D、C、A」です。Key-Gから順番に弾きます。
この4つのKeyで「故郷(ふるさと)」を弾くと、18種類のコードを覚えることができます。
Key-GとKey-Dで使われるコードは、全てオープンコードです。オープンコードとは、弦を押さえない音(開放弦)を使ったコードで、ローコードともいいます。比較的簡単なコードなので、初心者に適しています。
Key-CとKey-Aで使われるコードには、FコードとBm(Bm7)コードがあります。これらのコードはバレーコードといわれ、人差し指で6本あるいは5本の弦を押さえる(セーハする)ので、キレイに音を出すのが難しいコードです。
バレーコードはギターを挫折する原因にもなっている難しいコードです。ですから、初めのうちは無理をせず、オープンコードがスラスラ弾けるようになってから挑戦してもいいでしょう。
FコードとBmコードの押さえ方については次の記事で解説していますので、必要に応じてご活用ください。
◆ギター初心者でもFコードで挫折しない!克服法と押さえ方のコツ
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
右手の弾き方は、全てダウンストロークです。6弦から1弦に向かって、ジャラーンと弦をはじきます。指で弾いても、ピックを使っても構いません。
初めのうちは、サンプル音源のように、コードが変わったときにダウンストロークを1回します。
左手のコード変更と右手の動きに慣れてきたら、ダウンストロークの回数を増やします。「故郷(ふるさと)」は3拍子の曲なので、1小節に3回ダウンストロークをします。

曲の中に省略できるコードがあります。3・7・15小節目にあるコードです。コード譜に「省略可」と書いています。
初めのうちは省略して弾きます。そして、左手のコード変更に慣れてきたら、省略せずに弾きましょう。素早くコード変更をする練習になります。
それでは、実際に楽譜を見ながら弾いていきます。テンポの違うサンプル音源を2種類つけていますので、合わせて弾くことをオススメします。
なお、サンプル音源では「省略可」のコードの音も出ます。
Key-G[G C D D7 Am Am7]
(1)コード譜

(2)五線譜

(3)サンプル音源[テンポ60]
(4)サンプル音源[テンポ80]
※サンプル音源はスピーカーから音が出ますので、ボリュームに注意してください。
Key-D[D G A A7 Em Em7]
(1)コード譜

(2)五線譜

(3)サンプル音源[テンポ60]
(4)サンプル音源[テンポ80]
※サンプル音源はスピーカーから音が出ますので、ボリュームに注意してください。
Key-C[C F G G7 Dm Dm7]
(1)コード譜

(2)五線譜

(3)サンプル音源[テンポ60]
(4)サンプル音源[テンポ80]
※サンプル音源はスピーカーから音が出ますので、ボリュームに注意してください。
Key-A[A D E E7 Bm Bm7]
(1)コード譜

(2)五線譜

(3)サンプル音源[テンポ60]
(4)サンプル音源[テンポ80]
※サンプル音源はスピーカーから音が出ますので、ボリュームに注意してください。
まとめ:ギター初心者が楽しくコードを覚える方法!たった1曲弾くだけ
ここまで、初心者が楽しくギターを弾いているだけで、コードを自然に覚えてしまう方法を解説してきました。
弾く曲は1曲「故郷(ふるさと)」ですが、4つのKey(キー)で弾くことで18個のコードを覚えることができます。
・Key-G[G C D D7 Am Am7]
・Key-D[D G A A7 Em Em7]
・Key-C[C F G G7 Dm Dm7]
・Key-A[A D E E7 Bm Bm7]
ここにある18種類のコードを覚えれば、あなたが好きなほとんどの曲を自由に弾くことができます。
ぜひ実践してください。
この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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