ギターのオクターブ奏法!やり方とコツ[動画あり]

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オクターブ奏法は、ギターソロやバッキングなどで使われるギターのテクニックです。

ジャズやロック、ポップスなど応用が利くテクニックなので、習得しておいて損はありません。

ということでこの記事では、ギターにおけるオクターブ奏法のやり方やコツなどを解説します。

ぜひ最後までお読みください。

オクターブ奏法とは

オクターブ奏法 アイキャッチ画像

オクターブ奏法とは、1オクターブ離れた2つの音を同時に弾く演奏法のことです。

たとえば、5弦3フレットの「ド」と3弦5フレットの「ド」を一緒に鳴らすということです。

高低差のある2音が響くので、単音よりも音に厚みが増します。

しかし、異なる弦の異なるフレットを押さえなければならないので、速弾きには適していません。

オクターブ奏法のポジション

オクターブ奏法のポジションは2種類あります。

低い方の音を6弦または5弦で鳴らすポジションと、4弦または3弦で鳴らすポジションです。

6弦または5弦のポジション

低い方の音を6弦または5弦で鳴らすポジションでは、人差し指と薬指、または人差し指と小指で押さえるのが一般的です。

オクターブ奏法 65ポジション
オクターブ奏法 65ポジション 写真

どちらが正しいというわけではありません。

私は、人差し指と小指を使って押さえます。なぜならば、指を大きく広げる必要がないからです。しかし、前後のフレーズによっては、人差し指と薬指を使うこともあります。

4弦または3弦のポジション

低い方の音を4弦または3弦で鳴らすポジションでは、人差し指と小指で押さえるのが一般的です。

6弦または5弦のポジションでは、押さえる場所が2フレット分しか離れていないのに対して、このポジションは3フレット分離れているからです。

オクターブ奏法 43ポジション
オクターブ奏法 43ポジション 写真

オクターブ奏法のピッキング

オクターブ奏法のピッキングは、3種類あります。

ピックを使う方法と指を使う方法、そしてピックと指を使う方法です。

ピックを使うピッキング

オクターブ奏法 ピック

板状の「フラット・ピック」を使うピッキングでは、複数の弦を一気にはじきます。

ロックのギターソロやバッキング(伴奏)など、ガンガンに音を出すときに行います。

複数の弦をはじくのですが、出す音は2音だけです。

そのため、余分な音を出さないようにする「ミュート」のテクニックが必要になります。

「オクターブ奏法におけるミュートのやり方」は、後ほど解説します。

指を使うピッキング

オクターブ奏法 指

指で弦をはじく奏法を「フィンガー・ピッキング」といいます。

オクターブ奏法におけるフィンガー・ピッキングは、右手の2本の指を使って、2本の弦を同時にはじきます。

使う指は、親指と人差し指、または親指と中指が一般的です。

フラット・ピックで弦をはじく奏法よりも柔らかい音が出るので、ジャズなどでよく使われるピッキングです。

「オクターブ奏法におけるミュートのやり方」を身につけておくと無駄な音が出ないので、楽に演奏することができます。

ピックと指を使うピッキング

オクターブ奏法 ピック&指

ピックと指を使うピッキングでは、ピックで低い方の弦をはじき、指で高い方の弦をはじきます。

親指と人差し指でピックを持っているので、高い方の弦は中指または薬指ではじきます。

ピックを使って演奏している途中で、柔らかい音のオクターブ奏法をしたいときに行うピッキングです。

このピッキングでも「オクターブ奏法におけるミュートのやり方」を身につけておく方が、演奏が楽になります。

ピッキングよるサウンドの違い

ピッキングの違いによるサウンドの違いを、動画で確認してください。

動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。

オクターブ奏法におけるミュートのやり方

オクターブ奏法では、1オクターブ離れた2つの音しか鳴らしません。

しかし、ピックで弾くときには、6本の弦全てをピッキングすることがあります。

全弦をピッキングしているのに、たった2つの音しか出さないようにするためには、弦に軽く触れて音を消すミュートのテクニックが必要です。

オクターブ奏法におけるミュートは、主に左手の人差し指で行います。補助的に中指や薬指を使うこともあります。

それぞれのミュートの方法を解説します。

人差し指を使ったミュート

オクターブ奏法におけるミュートは、主に左手の人差し指で行います。

5弦-3弦のポジションを例にして、ミュートのやり方を説明します。

人差し指で5弦3フレットを押さえ、薬指または小指で3弦5フレットを押さえます。

人差し指の側面は、4〜1弦に軽く触れておきます。また、その人差し指の先は、6弦にも触れておきます。

オクターブ奏法 ミュート1

このように押さえると、人差し指だけで6弦と4・2・1弦のミュートができます。

そのため、全ての弦を一気に弾いても5弦と3弦の音しか出ないので、スピード感やアタック感のある演奏ができます。

2・1弦のミュートは、小指または薬指で担当することもできます。

中指・薬指を使ったミュート

5弦-3弦のポジションでは、中指または薬指を軽く6弦に触れておくことで、6弦のミュートができます。

このときも、4〜1弦のミュートは、人差し指が担当します。

オクターブ奏法 ミュート2

4弦-2弦のポジションと3弦-1弦のポジションでも、中指や薬指を使って太い弦をミュートすることができます。

オクターブ奏法 ミュート3
オクターブ奏法 ミュート4

6弦-4弦のポジションでは、6弦をミュートする必要がないので、中指や薬指は使いません。

オクターブ奏法 ミュート5

私は、中指や薬指を使った太い弦のミュートはあまりやりません。人差し指の先でミュートしている弦より下の弦をピッキングすることで、無駄な音を出さないようにしています。

オクターブ奏法の演奏例

オクターブ奏法は、スライドやカッティングなどのテクニックと組み合わせることで、いろいろなフレーズを作ることができます。

オクターブ奏法を使ったいろいろなフレーズの演奏例をご覧ください。

動画を再生するとスピーカーから音が出るので、ボリュームに注意してください。

まとめ:ギターのオクターブ奏法!やり方とコツ

ここまで、ギターにおけるオクターブ奏法のやり方やコツなどを解説してきました。

オクターブ奏法とは

オクターブ奏法のポジション

 6弦または5弦のポジション
 4弦または3弦のポジション

オクターブ奏法のピッキング
 ピックを使うピッキング
 指を使うピッキング
 ピックと指を使うピッキング
 ピッキングよるサウンドの違い

オクターブ奏法におけるミュートのやり方
 人差し指を使ったミュート
 中指・薬指を使ったミュート

オクターブ奏法の演奏例

音に厚みがあるオクターブ奏法は、ギターソロやバッキングなどで活用できるので、習得しておきたいテクニックです。

ぜひあなたもチャレンジしてみてください。

この記事があなたの一助になれば幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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