私がギターを始めた約半世紀前は、ギターに関する情報の入手先は書籍しかありませんでした。
ところが今は、インターネットを通して多くの情報を瞬時に手に入れることができます。
とても便利な世の中になったのですが、ギターが上達しない理由として「ネット社会の弊害」が指摘されています。
そこでこの記事では、ネット社会がギターの上達にどのような弊害をもたらすのかについて考えてみたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
もくじ
ギターの上達を妨げているネット社会の弊害
昔は、ギターの情報源といえば雑誌か教則本のような専門書しかありませんでした。
しかし今は、インターネットを通して大量の情報が簡単に手に入ります。
その結果、混乱を招いてしまい、ギターが上達しないという問題が起きています。
それでは、ネット社会のどこにギターの上達を妨げている弊害があるのでしょうか。
私は3つの弊害があると考えています。
・情報が多過ぎることで起こる弊害
・情報が整理されていないことで起こる弊害
・情報が審査されていないことで起こる弊害
それぞれ解説します。
情報が多過ぎることで起こる弊害
ネット上には大量の情報があふれていますが、情報が多過ぎることで起こる弊害があります。
たとえば、ギターを弾く右手のテクニックにはストロークやアルペジオがありますが、それぞれネット検索すると様々な情報が目に飛び込んできます。
ストロークでは8ビートや16ビートのフレーズ、カッティングやブラッシングなどのテクニック、アルペジオではピック弾きや指弾き、スリーフィンガーやカーターファミリーなどです。
あまりの情報の多さに圧倒され、モチベーションが下がってしまいます。
その結果、情報はあるものの、練習量が足りなくてギターが上達しないのです。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。情報が多過ぎることは、情報が無いことと同じなのです。
情報が整理されていないことで起こる弊害
ネット上の情報は、無秩序におかれています。その中から自分のレベルに合った情報を選ぶことはできるのでしょうか。
たとえば、自分の好きな曲の弾き方を解説している動画をみつけました。興味をもったので練習を始めたのですが、スリーフィンガーにハンマリングオンやプリングオフ、m7-9や分数コード・・。あまりに難しくて全くできませんでした。このようなことが起こります。
ネット上には、初心者用から上級者用までありとあらゆる情報があり、初心者であっても上級者の情報に簡単にアクセスできてしまうのです。
その結果、手に負えなくてあきらめてしまい、ギターが上手くならないのです。
どの情報が自分のレベルに合っているのかを判断するのは、実は最も難しいのです。
情報が審査されていないことで起こる弊害
ネット上には、相反する情報があります。どの情報が正しくて、どの情報が間違っているのかは、審査されていません。
たとえば、ある情報源では「ギターの上達にはクロマチック・トレーニングが有効だ」とあるのに、他の情報源では「クロマチック・トレーニングは必要ない」といっています。
どちらが正しいのかは、自分で判断しなければなりません。しかし、自分にとって正しいかどうかは、やってみなければわからないのです。
その結果、遠回りをしてしまい、なかなかギターが上手くならないのです。
テクニックを身につける練習法の正否を判断できるのは、その練習法に取り組んだ人だけなのです。
ネット社会の弊害を打破するには
ネット上にバラバラに存在している大量で様々な情報の中から、あなたにぴったり合った正しい情報を選ぶことはできるのでしょうか。
あなたに合った正しい情報を選ぶ方法
答えは「イエス」です。方法はたった1つですが、正しい情報を選ぶことはできます。
それは・・・あなたよりレベルの高い人からアドバイスを受けることです。
誰もがそうであるように、あなたが自分に合った情報を選べないのは、今の自分のレベルがわからないからです。
あなたのレベルを客観的に判断できるのは、あなたよりレベルの高い人です。
なぜならば、今あなたがいる位置は、あなたより上級の人は以前に通ったことがあるからです。
その経験こそが、いまのあなたのレベルを正しく見極め、多くの情報の中から適切な情報だけを選んであなたに差し出すことができるのです。
あなたに正しい情報を差し出してくれる人
では、どのようにしたら自分よりレベルの高い人からアドバイスを受けることができるのでしょうか。身近にギター上級者がいない人は、どうすればいいのでしょうか。
そこで、選択肢になるのがギター教室です。
単にギター教室といってもいろいろな種類があります。
・対面型のギター教室(個人・グループ)
・双方向型のギター・オンラインスクール
・動画だけのギター・オンラインスクール
・DVD等のギター教材
・ギター教則本
大切なのは、今のあなたのレベルを直接見て、適切なアドバイスを受けられるかどうかです。
動画だけのオンラインスクールやDVD教材などの場合、受講者が動画を見て実践するだけです。悪いクセがついても気がつかないので、上達しなかったり、上達に時間がかかったりすることがあります。自分のレベルを判断するのは結局自分なのです。
しかし、あなたの演奏を直接見てもらえる対面型のギター教室や双方向型のギター・オンラインスクールの場合は違います。問題点をその場で、あるいは短期間のうちに指摘してもらえるので、確実にそして早く上達できます。
金銭的な問題もありますが、せっかくギターを習うのなら、直接アドバイスを受けられるようなギター教室を選ぶべきなのです。
まとめ:ギターが上達しない・上手くならない理由!ネット社会の弊害
ここまで、「ギターが上達しない・上手くならない理由!ネット社会の弊害」について考えてきました。
ネット社会の弊害は、次の3点です。
・情報が多過ぎること
・情報が整理されていないこと
・情報が審査されていないこと
そのために、自分に適した情報を選ぶことができず、ギターが上達しないという悩みをかかえることになります。
そんなネット社会の弊害を打破する方法は、たった1つです。
自分よりレベルの高い人からアドバイスを受けることです。
自分よりレベルの高い人が身近にいれば、アドバイスを受けることができます。そのような人がいない場合は、ギター教室を考えましょう。
ただし、直接あなたの演奏を聞いてアドバイスをしてくれる教室がベストです。オンラインスクールでも直接アドバイスを受けることができる教室があるので、教室選びの選択肢に入れましょう。
この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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