【ギター初心者】CAGEDケイジドシステム!覚え方と活用法

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CAGEDシステム キャッチ画像

同じ曲を弾いているのに、違うコードを押さえているのを見て、驚いたことはありませんか?

それは、CAGED[ケイジド]システムをまだ知らないからです。

ギターは、同じ音をいろいろな場所で鳴らすことができます。

たとえば、「C=ド」の音は次の場所で鳴ります。

・5弦3フレット=6弦8フレット
・4弦10フレット=3弦5フレット=2弦1フレット
・2弦13フレット=1弦8フレット

CAGEDシステム Cの位置

単音と同じように、コードもいろいろな場所で弾くことができます。

どの場所でどんな型のコードを押さえると何のコードになるのかが、瞬時にわかるようになるのがCAGED[ケイジド]システムです。

つまり、CAGEDシステムを理解すると、指板(フィンガーボード)上のコードがありありと見えてくるのです。

指板上のコードが見えてくると、カポタストをつけてコードを簡単にしたり、ハイポジションでメロディーやアドリブを弾いたりすることができるようになります。

つまり、CAGEDシステムは、今まで知らなかったギターの世界を教えてくれるのです。

この記事では、そんな夢のあるCAGEDシステムを解説します。

ぜひ最後までお読みください。

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CAGEDシステムを知ればギターの世界が広がる

ケイジドシステムの「ケイジド」とは『CAGED』のこと、つまりギターコードのことです。『CAGED』のコードは、全て開放弦を含んだオープンコードです。

ギターコードは『CAGED』の他に「F」と「B」がありますが、ケイジドシステムには入りません。

なぜかというと、「F」はEを1フレット平行移動した『E型』、「B」はAを2フレット平行移動した『A型』になるからです。

CAGEDシステム FとB
CAGEDシステム FとB

「E」と「F」、「A」と「B」は、全弦をセーハしている人差し指を除くと押さえている形が同じなので、CAGEDシステムでは同じ仲間として扱います。

CAGEDシステムは、オープンコードの型を基本にまとめたコードの体系です。

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CAGEDシステムを理解するための2つのアプローチ

CAGEDシステムを理解するためには、2つのアプローチがあります。

◆ 1つのコードに5つの型がある
◆ 1つの型に複数のコードがある

それぞれ解説します。

1つのコードに5つの型がある

ギターでは、1つのコードに『5つの型』があります。『型』は全てオープンコードの形です。

・Cコードにおける5つの型
・Aコードにおける5つの型
・Gコードにおける5つの型
・Eコードにおける5つの型
・Dコードにおける5つの型

それぞれ、具体的に解説します。

・Cコードにおける5つの型

まず初めに、Cコードが指板上のどの場所でどの型になるのかを詳しく説明します。

CAGEDシステム Cコードにおける5つの型

上の図を見てください。赤・青・黄・緑・灰色の『5つの型』は全てCコードです。

『C型』はオープンコードの「Cコード」の形、『A型』は「Aコード」の形、『G型』は「Gコード」の形、『E型』は「Eコード」の形、『D型』は「Dコード」の形です。

このように、Cコードはギターの指板上では、5つの場所、5つの型で弾くことができます。

一番左にある赤『C型』の人差し指は、ナットの上です。本来はセーハしないコードですが、他の型とそろえるために付け足しました。

実際にCコードを、5つの場所、5つの型で押さえている写真を紹介します。

CAGEDシステム Cコード

人差し指でセーハする場所によって、コードの型が変わっていくことがわかると思います。

・Aコードにおける5つの型

次に、Aコードにおける5つの型を説明します。

Cコードと同様に、Aコードを5つの場所、5つの型で押さえている下の写真を見てください。

CAGEDシステム Aコード

Cコードと同様に、人差し指でセーハする場所によって、コードの型が変わります。

・Gコードにおける5つの型

次は、Gコードにおける5つの型です。

人差し指でセーハする場所によって、コードの型が変わるのを確認してください。

CAGEDシステム Gコード

・Eコードにおける5つの型

次は、Eコードにおける5つの型です。

同様に写真で確認してください。

CAGEDシステム Eコード

・Dコードにおける5つの型

最後に、Dコードにおける5つの型です。

CAGEDシステム Dコード

♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪

以上のように、同じコードでも、人差し指でセーハする場所によってコードの型が変わります。

CAGEDのコードは、どの型から始まるのかは違うものの『C型→A型→G型→E型→D型』の順に変わっていくことがわかると思います。

CAGEDシステム C〜Dの円

コードの型が変わっていく順番から、「CAGEDシステム」という名前になったのですね。

1つの型に複数のコードがある

次は、ケイジドシステムを理解するためのアプローチの2つ目です。

1つの型を平行移動させると、コードは次々と変わっていきます。変わり方の法則がわかれば、ケイジドシステムが理解できます。

・C型の複数コード

『C型』はCコードから始まり、1フレットずつ平行移動すると、次のようにコードが変わります。

C→C#→D→D#EF→F#
G→G#AA#BC

「E」と「F」の間、「B」と「C」の間には「#」のコードはありません。これは、ドレミファソラシドの「ミ」と「ファ」の間、「シ」と「ド」の間に「#」の音階がないことと同じです。

CAGEDシステム ピアノの図

『C型』を1フレットずつ平行移動させていく様子を写真で紹介します。

CAGEDシステム C型の移動コード

・A型の複数コード

『A型』はAコードから始まり、1フレットずつ平行移動すると、次のようにコードが変わります。

AA#BC→C#→D→D#
EF→F#G→G#A

下の写真は、実際にコードを押さえているところです。♯や♭が付いたコードは省略してあります。

CAGEDシステム A型の移動コード

・G型の複数コード

『G型』はGコードから始まり、1フレットずつ平行移動すると、次のようにコードが変わります。

G→G#AA#BC→C#
D→D#EF→F#G

下の写真は、実際にコードを押さえているところです。♯や♭が付いたコードは省略してあります。

CAGEDシステム G型の移動コード

・E型の複数コード

『E型』はEコードから始まり、1フレットずつ平行移動すると、次のようにコードが変わります。

EF→F#G→G#AA#
BC→C#→D→D#E

下の写真は、実際にコードを押さえているところです。♯や♭が付いたコードは省略してあります。

CAGEDシステム E型の移動コード

・D型の複数コード

『D型』はDコードから始まり、1フレットずつ平行移動すると、次のようにコードが変わります。

D→D#EF→F#G→G#
AA#BC→C#→D

下の写真は、実際にコードを押さえているところです。♯や♭が付いたコードは省略してあります。

CAGEDシステム D型の移動コード

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CAGEDシステムはルートのつながりで理解する

CAGEDシステムは、丸覚えしても役に立ちません。というか、丸覚えする必要がありません。

各コードのルート(ベース音)のつながりを追いかければ、次のコードの型が見えてきます。

たとえば、6弦にルートをもつ「G」から始めてみましょう。

CAGEDシステム ルートのつながり

「Gコードにおける5つの型」で説明したこのコードの並びは、ルートを追いかけながら動いていくイメージです。

CAGEDシステム ルートのつながり 指板

実際にギターを構えて、音を出しながら確認してください。

・『G型』のオープンコードのルートは6弦[赤]なので、次は6弦をルートにもつ『E型』になります。
・『E型』のルートは4弦[青]にもあるので、次は4弦をルートにもつ『D型』です。
・『D型』のルートは2弦[黄]にもあり、これは『C型』の2弦です。
・『C型』のルートは5弦[緑]にもあるので、次は5弦をルートにもつ『A型』です。
・『A型』のルートは3弦[灰]にもあるので、次は3弦をルートにもつ初めの『G型』に戻ります。

このように、CAGEDシステムは丸覚えしなくても、ルートのつながりを理解することで前後のコードがみつかります。

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CAGEDシステムのメリット

CAGEDシステムには多くのメリットがあります。

ここでは、5つのメリットを紹介します。

・カポタストをつけてコードを簡単にできる
・メロディーやアドリブが弾ける
・伴奏のバリエーションが増える
・他の人とセッションができる
・キーの変更に対応できる

ひとつずつ解説します。

カポタストをつけてコードを簡単にできる

CAGEDシステムを理解すると、カポタストをつけてコードを簡単にすることが瞬時にできるようになります。

ギターは、1つのコードに『5つの型』があると説明しました。

たとえば、「Eコード」は、2フレットをセーハすると『D型』になり、4フレットをセーハすると『C型』になります。

つまり、「Eコード」は、カポタストを2フレットにつけると「Dコード」に、4フレットにつけると「Cコード」になるということです。

他のコードも一気に簡単になります。

「Eコード」で始まる曲は、「C#m」や「G#m」のコードが出てきますが、カポタストを4フレットにつければ、「C#m」は「Am」に、「G#m」は「Em」になるのです。

CAGEDシステムを理解すると、カポタストをつけてコードを変えることが簡単にできるようになるのです。

メロディーやアドリブが弾ける

CAGEDシステムを理解すると、メロディーやアドリブが弾けるようになります。

なぜならば、指板上のコードの型が見えるからです。

コードの型が見えると、どこにメジャースケール(ドレミファソラシド)があるのかがわかります。

たとえば、ギターを弾き始めたときに覚えたと思いますが、Cコードでは5弦3フレットがルートの「ド」です。

『C型』では、人差し指でセーハしたところをナットだと思えば、5弦のセーハしたところから数えて3フレット目がルートになります。

つまり、『C型』であれば、どこでコードを押さえても5弦の3フレット目がルートになるのです。

CAGEDシステム C型のスケール

上の図の赤枠で囲まれた形を覚えましょう。

この形の中にある音を並べれば、『C型』でメロディーやアドリブを弾いたりすることができるのです。

♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪

『C型』と同様に、『G型』『E型』のメジャースケールも覚えましょう。

実は、メロディーやアドリブを弾くときには、5弦にルートがある『C型』よりも、6弦にルートがある『G型』『E型』の方が弾きやすいので、ぜひ覚えてください。

CAGEDシステム G型のスケール

この『G型』は、6弦の一番低い音から弾き始めると、「ラ」から始まるマイナースケール(短調)になります。

私がアドリブでソロを弾くときには、このマイナースケール(短調)を好んで使います。理由は3つあります。

(1) 6弦にルートがある
(2) セーハするフレットの音を全て使える
(3) 明るい曲も暗い曲も弾ける

この後に紹介する『E型』のメジャースケールよりも弾きやすく、メロディーラインがつくりやすいと思います。

では次に、『E型』のメジャースケールを説明します。

CAGEDシステム E型のスケール

『E型』のメジャースケールは、ギタリストにとって定番中の定番です。

ギターの基礎練習として、この2オクターブのメジャースケールを上下するトレーニングは欠かせません。6弦ルートの1つ下の音、1弦ルートの1つ上の音は、トレーニングの時には弾きません。3〜1弦の指使いは、とてもよい練習になります。

♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪

『G型』『E型』のスケールを理解すれば、どんなキーの曲であってもメロディーやアドリブを弾くことができるようになるので、指が自然に動くようになるまで練習しましょう。

伴奏のバリエーションが増える

CAGEDシステムを理解すると、伴奏のバリエーションが増えます。

なぜならば、いろいろな場所でコードを弾くことができるようになるからです。

同じコードでも型が変わると音の並びも変わるので、アルペジオでは違う雰囲気の演奏になります。

音の並びと同じようにピッチ(音の高さ)も変わるので、ストローク演奏でもアクセントをつけることができます。

このように、CAGEDシステムを理解することで、伴奏のバリエーションを増やすことができるのです。

他の人とセッションができる

CAGEDシステムを理解すると、他の人とのセッションがやりやすくなります。

サウンドに厚みを出すためには、様々な音程や音色が必要になりますが、CAGEDシステムを理解していれば、ピッチ(音の高さ)を変えたり、音の並びを変えたりすることは簡単です。

たとえば、同じコードのアルペジオ演奏でも、型が違えば出てくる音が変わるのでハーモニーが生まれます。ハーモニーはサウンドに厚みを生みます。

このように、CAGEDシステムの理解は、複数人で演奏するときにも有効なのです。

キーの変更に対応できる

CAGEDシステムを理解すると、キーの変更にも瞬時に対応できます。

なぜならば、型をずらすだけでキーの変更ができるからです。

たとえば、「Aだと高いからF#に下げて」というときでも、5フレットの『E型』を2フレットの『E型』に変えるだけで対応できます。

このように、キーが変わってもすぐに対応できるのが、CAGEDシステムを理解することのメリットです。

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まとめ:【ギター初心者】CAGEDケイジドシステム!覚え方と活用法

ここまで、ギターのCAGEDシステムについて解説してきました。

CAGEDシステムを知ればギターの世界が広がる

CAGEDシステムを理解するための2つのアプローチ
 1つのコードに5つの型がある
  ・Cコードにおける5つの型
  ・Aコードにおける5つの型
  ・Gコードにおける5つの型
  ・Eコードにおける5つの型
  ・Dコードにおける5つの型
 1つの型に複数のコードがある
  ・C型の複数コード
  ・A型の複数コード
  ・G型の複数コード
  ・E型の複数コード
  ・D型の複数コード

CAGEDシステムはルートのつながりで理解する

CAGEDシステムのメリット

 カポタストをつけてコードを簡単にできる
 メロディーやアドリブが弾ける
 伴奏のバリエーションが増える
 他の人とセッションができる
 キーの変更に対応できる

CAGEDシステムを理解すれば、指板上のどの場所でどんな型のコードを押さえると何のコードになるのかがわかるので、カポタストをつけてコードを簡単にしたり、ハイポジションでメロディーやアドリブを弾いたりすることができるようになります。

つまり、CAGEDシステムは、今まで知らなかったギターの世界を教えてくれる夢のシステムなのです。

ぜひあなたも、この素晴らしいCAGEDシステムを理解してご活用ください。

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この記事があなたの一助になれば幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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