これからギターを始める人にとって、ギター教室に通うか、独学で学ぶか悩むところですね。
ギター教室には、どんなメリットがあるのでしょうか。また、デメリットは何でしょうか。
この記事では、ギター教室のメリットとデメリットを解説します。
ギター教室に通うかどうか迷っている人の参考になれば幸いです。
どうぞ最後までお読みください。
もくじ
ギター教室に通うメリット
ギター教室には、あなたよりギターが上手い先生がいて、その先生から直接ギターの指導を受けることができます。
そのことによって、次のようなメリットがあります。
- 上達スピードが速い
- 適切な課題が与えられる
- 悪いクセがつく前に修正してくれる
- 挫折しないように色々な手立てをしてくれる
- ギター以外の音楽に関する知識を教えてくれる
それぞれ解説します。
・上達スピードが速い
ギター教室に通う最大のメリットは、上達スピードが速いことです。
あなたの課題を的確にみつけ、すぐその場で直接指導してもらえるからです。
私は独学でギターを習得したのですが、私より半年遅くギターを始めた友人に2〜3ヶ月で追いつかれた経験があります。
「なんでそんなに速く上手くなったのか?」と聞くと、「近所のギター教室で教えてもらっているから!」という答えが返ってきました。
ギター教室に通うとこんなに上達が速いんだなと、うらやましく思ったことを覚えています。
このように、上達のスピードが速いことが、ギター教室に通う最大のメリットとして挙げられます。
・適切な課題が与えられる
ギター教室では、あなたに合った適切な課題を与えてくれます。
ちょっと頑張ればできるような課題が与えられるので、確実にレベルアップすることができます。
独学の場合は、自分のレベルよりもはるかに難易度が高いことにチャレンジしたり、反対にできることだけをずーっと続けてレベルアップしなかったりすることがあります。
私がギターを始めてすぐのころは、歌謡曲などのコード譜を見て、鼻歌を歌いながらコードストロークばかりをやっていました。
しかし、途中でFやBmが出てきたら、その曲は「できなーい!」と言って飛ばしました。これでは、なかなか上手くなりませんよね。
このように、適切な課題が与えられ着実にレベルアップできることも、ギター教室に通うメリットとして挙げられます。
・悪いクセがつく前に修正してくれる
ギター教室に通えば、悪いクセがつく前に修正してもらえます。
あなたのギター演奏を見て、先生が直接指導してくれるからです。
独学の場合、自分が間違ったやり方をしていても自分で気づくことができません。そのため、悪いクセがついて上達の妨げになることがあります。
私がギターを始めたときは、ピックを3本の指で持っていました。コードストロークばかりをやっていたので、それでも不都合はありませんでした。ピックは2本の指で持つことを知ったのは、ギターを始めて1年くらい経ってからです。
2本の指でピックを持つと、ピックと同時に中指や薬指でも弦をはじく「チキンピッキング」というテクニックができます。
ピックを持つ指を3本から2本に変えるのに、1ヶ月ほどかかりました。ギター教室に通っていたら、このような遠回りはしなかったと思います。
このように、悪いクセがつく前に修正してくれることも、ギター教室に通うメリットです。
・挫折しないように色々な手立てをしてくれる
ギター教室では、ギターに挫折してやめることがないように、色々な手立てをしてくれます。
ある有名ギターメーカーの調査では、ギターは「90%の人が1年以内あるいは90日以内にやめてしまう」という結果が出ています。この期間にやめなかった人は、一生ギターを弾き続けるともいっています。
ピアノは鍵盤を叩けば音が出ますが、ギターは音を出すまでが大変です。つまり、初心者にとって、ギターは習得が難しい楽器だといえます。
私はギターに挫折したことはありませんが、ギターを始めて2年くらい経った頃、ギターを全く弾かない時期が半年くらいありました。ギターに飽きてしまったからです。
これは挫折とは違いますが、ギターをやめた時期があったことは事実です。ギター教室に通っていれば、そのようなことはなかったかも知れません。
このように、ギターに挫折しないように色々な手立てをしてくれることも、ギター教室のメリットとして挙げられます。
・ギター以外の音楽に関する知識を教えてくれる
ギター教室では、ギターの弾き方以外に、音楽に関する色々な知識を教えてくれることがあります。
ギター教室の先生は、ギターを教えることで給料をもらっているプロのギタリストなので、ギターの弾き方だけでなく音楽に関する色々な知識を持っています。
たとえば、プロのギタリストになる方法や作詞作曲のテクニックなど、あなたが知りたいことを質問すれば、それに応えてくれることでしょう。
このように、ギターの弾き方以外に音楽に関する色々な知識を得ることができることも、ギター教室のメリットとして挙げられます。
ギター教室に通うデメリット
ギター教室には、ギターを習得するためのメリットがたくさんありますが、次のようなデメリットもあります。
- お金がかかる
- 時間が拘束される
- 受け身になってしまう
- 自分がやりたい曲ができない
- 人間関係がうまくいかないことがある
それぞれ解説します。
・お金がかかる
ギター教室に通うためには、お金がかかります。
ギター教室の平均的な費用は、1回1時間のレッスンで3,000-5,000円です。1ヶ月に4回通うと1〜2万円になります。
教室が遠方であれば交通費もかかります。
この費用が高いと考えるか安いと考えるかは、ギター教室にどれだけ価値があると思えるかによって変わります。もちろん、ギター教室に通う生徒の経済状況によっても違うでしょう。
ただ、独学に比べたら多額の費用がかかることは間違いありません。
このように、独学に比べてお金がかかることが、ギター教室に通うことのデメリットとして挙げられます。
・時間が拘束される
ギター教室に通うとなると、時間が拘束されます。
レッスンを受けている時間だけでなく、移動時間も拘束時間に入ります。
「時は金なり」という言葉がありますが、ギター教室に通うことで失う時間と得られる価値とのバランスは考えておく必要があります。
このように、ギター教室に通うことで拘束される時間があることもデメリットとして挙げられます。
・受け身になってしまう
ギター教室に通うと、与えられた課題をこなすだけの受け身的な態度になってしまうことがあります。
何かを習得するには、自分からやろうとする積極的な姿勢は大切です。
ギターを弾かされているという気持ちでは、せっかくギター教室に通っても、十分な成果が得られないかも知れません。
このように、学習が受け身になってしまうことも、ギター教室に通うデメリットとして挙げられます。
・自分がやりたい曲ができない
音楽には様々なジャンルがありますが、ギター教室に通うと、自分がやりたいジャンルの曲を練習できないことがあります。
たとえば、自分はロックがやりたいのだけれど、ギター教室の課題曲は童謡だったということもあり得ます。
もちろん、先生によってはあなたのやりたいジャンルの曲に対応してくれる場合もあります。しかし、難易度が高過ぎて、全然できないということになるかも知れません。
このように、ギター教室では、自分がやりたいジャンルの曲を練習できないことがあることもデメリットに挙げられます。
・人間関係がうまくいかないことがある
ギター教室に通う場合、先生や他の生徒さんとの相性がよくないと、人間関係で悩むことがあります。
そうなると、ギターの練習に集中できなくなります。
反対に、人間関係が良好で、気の合う仲間と一緒に、楽しくギターの練習に取り組むことができるかも知れません。
これは、実際にギター教室に入ってみないとわかりません。
ほとんどのギター教室では体験レッスンをやっているので、試しに受けてみることをオススメします。
このように、人間関係の心配があることも、ギター教室に通うデメリットとして挙げられます。
まとめ:初心者はギター教室に通うべきか?メリットとデメリットを解説
ここまで、ギター教室のメリットとデメリットについて解説してきました。
メリットがデメリットを上回れば、ギター教室に通う価値は大いにあると思います。
世の中にギター教室が多く存在しているということは、メリットを感じている人がたくさんいるということの証拠です。
ぜひこの記事を参考に、あなたもギター教室に通うことを検討してみてはどうでしょうか。
この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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